- Amazon.co.jp ・本 (75ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163102009
感想・レビュー・書評
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こちらもトルーマン・カポーティーの作品。大好きな、クリスマス三部作。なつかしい作品。
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読んでいて子供向けの短編小説なのかと思った。
けれど、後書きに書かれていたこの小説が公表された経緯を読むと、
どうやらそういうものではないらしい。
初期のカポーティが一気に書きあげていつか有名になるかもしれないよ、
と言いながらまだ若い母に預けたままになっていた小説。
しかも母はカポーティの死後までその存在をうっかり忘れていたという。
公表されることも考えずに親族の為に書いた小説だからなのか、
とにかく素朴な味わいのある短編だった。
少年の視点がかなりリアルで秀逸だった。 -
ストーリー自体は淡々とさらりと読めました。山本容子さんの版画も想像していたより暗い地味なタッチで、明るい話ちゃうから仕方ないとは思うけど、春樹の訳と共に読む前の期待が大き過ぎたので、ちょっと拍子抜けだった。
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ほんのりあったかくなったり切なくなったり。
おじいちゃんとかおばあちゃんの話に私は弱いんですよ。年取ってからのね、包容力とか諦めとかなんかもう私のような若造にはとうてい読み取れない深い深い精神性!
10.03.25 -
2009/
2009/
これは死後発見された。
物語は「ぼく」が父母に連れられておじいさんと暮らした農場をあとにする前後のことを語るものである。 -
二十二歳のカポーティが田舎のおばさんにプレゼントしたまま四十年間埋もれていた佳品
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アルバムを開いたとき、わーっと鮮明によみがえる記憶みたい。きゅぅっと切なくなる。
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山本容子さんの銅版画が美しい一冊。
私は、なんど読んでも泣けてしまいます・・。 -
春樹が訳しているだけあって実にいい作品! 心温まります。