陰の季節

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163180809

感想・レビュー・書評

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  • 面白い?というか組織ネタは食傷気味、何か自分の会社風土も重なりそうで、読んでストレスが増加しました。

  • 短編集。警察官、新聞マン、服役囚、裁判官などで起こる出来事を題材にしている。人のネガティブな気持ちや信じて生きていこうとする気持ちなど心の移り変わりを描いている。

  • 8/2/09図書館、1/24/10図書館

  • 警察を舞台にした「陰の季節」「地の声」「黒い線」「鞄」の4編。内部事情や人間関係から警察という組織の体質を暴くといった内容になる。10年前の作品だが、時代遅れな警察体質は変わったかなぁ、変わってないだろうなぁ〜
    事件物として読んだら面白くも何ともない。公務員批判でもなく、こんなもんだよとあっさり描写している。それを、そんなもんだろうなと、こっちも組織人だから受け取ってしまう。事実は小説より・・

  • 捜査ではなく、D県警警務部内部の人間模様にスポットを当てた警察小説。
    出世のために足を引っ張り合う男たちの交錯する思惑・・人間臭いわぁ。
    真相が閃くときの瞬間が毎回どきっとします。

  • 警察署のシリーズ,初めて読んだけれど,こんな面白い警察推理小説あるんだ!!
    くたくたまで,理不尽な社会の中で働き続ける人々,ぎりぎりまで追いつめられた心理描写,
    すべてが素晴らしい。
    登場人物がすべてつながっているところもすごく面白い。

  • 結構面白かった本ですね。内部事情のドロドロ感が出ていてよかったんじゃないかと

  • 短編集。なんか読んだことのある話と思ったら、"顔"のみずほ、そうねそうねのそねさん登場。先に"顔"を読んだんだな。"鞄"が次につながったのかな。D県警シリーズ第1弾。短編なのに↑↓ミステリアル。ひきつけ、引き込む力がある。2008.4.23.

    地の声;曾根警部がスナックママと不倫していると投書。陰の人事権者といわれるD県警・二渡真治警視(警務課調査官)が元公安柳一樹巡査部長と捜査。
    陰の季節;尾坂部元部長、産業廃棄物不法投棄監視協会専務理事。3年で次の退職者に譲るはずだがやめないと言い出し奔走。
    黒い線;警務課婦警担当係七尾友子、鑑識課長森島光男から連絡がある。機動鑑識班の平野瑞穂巡査が似顔絵でお手柄婦警と報道のあとから行方不明。
    鞄;鵜飼県議が爆弾質問といううわさ。警務部秘書課長坂庭昭一の課長補佐・柘植正樹警部があちこち探る。新堂隆義警視(監察課監察官)に「エース」二渡にあたるよう助言されるが無視。

  • 20007/02

  • 警察人事系ミステリ風組織処世術。
    なにこの中間管理職のハートを射抜くテーマ。着眼点が新しいですよ。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの1位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など、立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『64』を刊行し、「このミステリーがすごい!」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞(翻訳部門)の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。

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