サンタのおばさん

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1749
感想 : 235
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  • Amazon.co.jp ・本 (66ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163205403

感想・レビュー・書評

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  • 東野さんが絵本?!と驚き手に取った。

    絵が可愛く、文章も易しいので読みやすい。
    想像のつきやすいありきたりなストーリーではあるけれど、
    何だかんだでほろりとしてしまう温かさがある。
    クリスマス時期の子どもを意識した絵本、といったところでしょうか。

  • 図書館でたまたま見つけた東野圭吾さんの絵本。
    サンタについての議論、ん〜確かに。。考えた事なかったなぁ。
    でもほのぼのしててこんなのも書きはるんや〜って思った。
    イラストも素敵。

  • 人種差別や日本の父権喪失に何となく触れながら、自然に描いた可愛いお話。
    イタリア人をなにげに取り上げていて楽しいんだけど、itaryとは書いて欲しくなかったなぁ。。

  • 「サンタのおばさん」と聞いて違和感を感じてしまった私は、概念とか先入観で頭が凝り固まってしまった大人です。
    そうなってしまう前の、頭のやわらかい子どもに読ませたいと思う、東野圭吾唯一の絵本。

    ほのぼのした絵本のように見えるけど、ジェンダーや人種問題も描かれている、読み方によっては深い1冊です。

    サンタさんが仕事を終えて「イエスよ」と答えるところがとても幸せ。

  • 「なぜサンタクロースは男性だと決めてかかるのかね」。そういわれてみれば、何故サンタのおじさんなんだろう?。男性でも女性でもいいんですよね。心温かくなるお話でした。できれば12月に読めばよかったです。それにしても東野圭吾さんってすごいなあと思う。

  • 東野さんてこんなのも書くんだなー 

    ほのぼのした絵本。

  • サンタクロースの概念を(いい意味で)覆される作品だった。絵本仕立てで読みやすいことも手伝って、ただただ受け手になることなく、色々考えながら自分の意見を確認しながら読み進められたのもよかったと思う。子供が小学高学年くらいになった時に読ませたい。
    各国のサンタの国民性が出ていたのがおもしろかった。

  • この本の中に様々な問題が出てきて、びっくりした。
    子供と読む本はこんな素敵な本がいい。

  • 東野さん唯一の絵本作品。内容はとてもほのぼの感があってミステリーが本業の作家が書いているとは思えない。だが、サンタは男じゃなきゃだめだとか、肌が北欧の人のように白くないとだめだって誰が決めたの?って、よくよく読むと男女問題や人種問題に触れている。シングルマザーとして子供を育てているサンタのおばさんは子供にとっては母親であり、父親でもある。母性もあるし、父性もある。東野さん深いです。ヒューマンストーリーを組み込んでるところに東野さんらしさが垣間見れました。☆7つ。

  • 絵本感覚で読めました。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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