カンニング少女

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163233109

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  • とある事情から、入試四ヶ月前に実力以上の大学に入学しなければならなくなった玲美。彼女のために集結した同級生の三人組が出した解決法は「カンニング」だった……というストーリー。この小説はカンニングのテクニックがどうのといった点に眼目が置かれているのではなくて、ちゃんとした青春モノになってるのがミソです。しかもしっかりとミステリの要素も盛り込んであるのは、さすが黒田氏の面目躍如といったところ。ネタバレになるんで抽象的な表現しかできないですが読んで損なしです。

  •  高3の天童玲美は事故で亡くなった姉の死の真相を探るため、最難関私大馳田大学入学を目指すが玲美は成績がそれほどよくはない。そこでカンニングに頼ることに。隼人の技術力、愛香の頭脳、杜夫の足の速さを活かし玲美を何とか合格させてあげようと協力する。<br>
     いろいろなカンニングの方法がでてきます(実践は難しいと思います)。確かに玲美はカンニングをしますが、本人がしっかり勉強を頑張っているので応援したくなります。カンニングする側と防ぐ側の攻防も面白いです。友達の優しさを感じられる話でした。

  • イラストが可愛くて読みました。
    こんな天才おたくが友達にいればなあ。

  • カンニングのテクニックが古いものと新しい技術がうまく組みあわせられていて面白かった。

  • 主人公は都立高校に通う女子高生。3年生の彼女の学校内での成績は平均程度。大学も自分のレベルに合わせた女子短大に通うつもりだった。そんな彼女が突然名門私学の馳田学院大学を受験したいといいだした。担任教師は中間テストで20番以内でないと内申書すら書かないという。さてどうするか。親友で学内成績が常にトップの並木愛香、クラスメイトの椿井杜夫、理系オタクの平賀隼人は彼女を馳田大学に合格させるべくあの手この手のカンニング手法をあみ出す。果たして、彼女が馳田大学を目指すことになった元の謎は解決できるのか?

  • 2006/05/06読了

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著者プロフィール

黒田研二(くろだ けんじ)
はじめに(前半)
第1 章 こころの病とリカバリー──回復を阻害するものの克服──
関西大学名誉教授、大阪府立大学名誉教授、西九州大学教授 医学博士
専門は社会医学、社会福祉学、公衆衛生学。精神疾患、難病、認知症をもつ人々や要介護
高齢者の支援に関する研究を継続している。
【著書・業績】
『地域包括支援体制のいま──保健・医療・福祉が進める地域づくり』(編著)ミネルヴァ書房,2020 年
『学生のための医療概論(第4 版)』(共編著)医学書院,2020 年
『高齢者福祉概説(第4 版)』(共編著)明石書店,2014 年 など

「2021年 『ポスト・ソーシャル時代の福祉実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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