真鶴

著者 :
  • 文藝春秋
3.45
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本棚登録 : 746
感想 : 182
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163248608

感想・レビュー・書評

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  • 自分が恋愛体質でもないし、霊感っぽいものも全然気配もないし、子供も居ないので、分かったような分からないようなモヤモヤ感いっぱいで読了。にじむとかたゆたうとか近い遠いとかゆたゆたとか、そういう言葉の感覚はとてもいいなと思いながらも、主題となっていることが掴みきれないまま不完全燃焼でした。失踪した夫にも、その夫を恨みつつも恋い焦がれているのに妻子ある仕事相手と長年ウェットな関係を続ける主人公にも、妻子があるのに愛人が失踪した夫を忘れられないことに嫉妬して傷つく男にも、誰にも共感できず、残念でした。

  • なんていぅか…むつかしぃです↓↓
    読解力が足りないのだと思いますが(。。;)

    現実と過去と非現実的な世界?空想?が入り混じっていて、さらに人物が“男”とか“女”で書かれてるので誰のことなのかわからず余計に混乱してしまいました(+ω+)

    不倫とか反抗期とか離婚とか幽霊とか、いろんな見所がたくさんあって、深い話なんだとは思うんですけど…理解しきれなかったのでもやもやが残りました↓↓

  • 東京と真鶴を女性が往復するだけの小説であるはずなのに何か深いな、というものを感じました。
    失踪した夫がいて、恋人がいて、娘がいて。
    取り立てて事件が起こるわけではないものの、幽霊のような、亡霊のような存在は確かにある、という状況。
    何も解決しているように感じないところに味があるなあ、とは思います。

  • 夫が失踪してしまった女の視点で描かれる物語。

    読み始めてすぐに、ああこの本は難しいな…って思った。
    きっとある程度人生経験を重ねてて、旦那さんがいたり年頃の子供がいる人だったらわかる部分が多いのかもしれない。

    私はどちらかと言えば百の方が断然近い。
    母親に触られると青ざめたり、意味もなくつんけんしてみたり。
    まだその記憶が新しくて、その度に母親もこんな風に傷ついていたんだろうかと思うとちょっと苦しくなった。

  • 不思議系の話。
    途中で飽きて、読むのやめちゃった。
    今までの川上弘美とちがって、とっつきにくかった。

  • 純文学は自分の好きなジャンルじゃないと改めて知る。
    いつまでもいない人を思う気持ちも皆無。

  • おぼろげで、見えそうで見えない怖い真実。それが真鶴という場所と結びつき、主人公はそこを何度も訪れながら、自分の中の忘れてしまっていることに近づこうとする。
    全体として雨が降りそうな日曜の夕方という雰囲気だった。
    決定的な何かは起こらないが、うっすらと絶望が透けて見える、そんな作品だった。

  • よく分からない

  • 殺した?失踪??
    時々ひやっとさせられるんだけど
    捕まえる前に逃げられる感じ。
    だめだ、意味分からん;;

  • 10/02/10読了。

    読んでいると、いつのまにか意識が別にいってしまって全然頭に入ってこなかった。そのせいもあってなんだか理解がしづらい。

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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