あした吹く風

  • 文藝春秋
3.14
  • (8)
  • (30)
  • (82)
  • (18)
  • (4)
本棚登録 : 282
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163277103

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いまいち。

  • 小一時間でするっと読了。

    主人公は色々抱えてはいるんだけど、恋愛小説としては純粋なかんじがしました。

    この作家さんは初読でしたが、読みやすいですね。

  • 34歳バツイチ女性と17歳高校男子の恋愛。
    読んでる途中で、

    34歳でバツイチで恋愛にトラウマ抱えてる女性が17歳の少年と物語になるような劇的な別れ方しちゃったら、それこそ立ち直れないよな・・・
    そんなバッドエンドだったら後味悪いな・・・そわそわ

    なんて思ってたのですが、とりあえず恋愛という点においてにおいてはちゃんとハッピーに終わってよかったなぁとほっとしました。

    にしてもあさのあつこさんが書く人物って、内容が込み入っている、もしくは付箋なのか?と思うような設定がちょくちょく見られますが、それが意味をなしていない(もしくは私の読解力がなくて、意味を見いだせていない)気がします。

    今回も重ーい過去を抱えた少年が主人公で、確かにその重ーい過去を払しょくすること自体がテーマになっていたかと思うのですが。
    最後にちゃんと払しょくできたのか濁ってました。
    福音の少年もそんな感じだったなぁ。

  • 帯の「少年17歳、女性34歳、出逢ってしまった二人―」を見て、
    アラ同い年、たまには恋愛小説もいいかもと購入。

    同作家の「No.6」が面白かったので(アニメだけど)、
    かなり期待してたのだが、う~む。

    なんか、人物設定(背景)に凝ってる割には、
    それが活きるエピソードがないような…。

    そして、最初から最後まで二人の間には、たいした山もなく谷もなく?ってか、むしろ順調?

    途中、登場人物の杉添が襲われるという描写が出てきたので「いよいよか!」と思ったけど、
    物語には全然関係なく…。

    私が波乱万丈を求めすぎなのか?

    主人公達二人が、お互いにどこにひかれあったのか、よく理解できませんでした。

    漫画ばっか読んでるから、単に私に読解力がないだけかもだけど。

    あと、物語上は結構時間が経過しており、
    時系列も頻繁に入れ替わる。回想になったり、戻ったり。

    そこを補うために季節を表す描写がさしはさまれるのだが、
    物語に直接絡まないからか、私が小説慣れしてないからか、
    いまいち現在の季節がつかみづらく、
    美那子の友人が夏までしか生きられない、というくだりにさしかかっても、
    それ遠いの?近いの?みたいな。

    そもそも、私にはこういうジャンル向いてないのかな…。

  • ドラマを見るようなドキドキな恋
    最後は希望が見えて終わる
    難しい事は置いといて楽しめた

    現実逃避したかった私は 満足 スッキリ

  • 設定はどろっと深いものだけど、淡々と進み時に情熱のある独白で恋愛小説が苦手だけど読後感すっきり。

  • 冒頭の主人公は淡白でクールな印象が強く、あさのあつこには珍しいタイプだと思った。
    途中から人間味あふれる会話を通して、いつものような人物描写に。
    それが主人公の成長、変化と感じるかどうかは人それぞれだかと思うが、
    私はキャラが定まっていない様に感じてしまった。
    読み終わって再び冒頭を読み返すとまるで別人。
    それに比べて少年の成長は微妙な変化で、結局のところ父親を赦したのかどうかもハッキリしない。

    男目線、女目線の交互に話が進んでいく流れは読みやすかった。

  • 父が不倫の末に事故死した功刀鈴
    夫が自分の親友と不倫した来野美那子
    愛を避けていた二人が、どうしようもない愛を知る。少年17歳、女性34歳、出逢ってしまった二人。

    今まであさのあつこさんの本はバッテリーやNo.6など児童文学中心に読んでいましたが、今回初めてヤングアダルトっぽい本でした。
    あさのさんが描く少年はなんだか色気があるのでドキドキしてしまいます~ヘ(´ー`*)

    ・自分を背負い引き受ける。その覚悟が無ければ、自由に離れない。

    ・こんなふうに、何度も声を上げて笑えるなんて、今日はいい日だ。

    ・美しく、優しい言葉はいつも空疎だ。

  • 17歳と34歳の恋愛。夫の不倫相手は親友。
    ドロドロしそうな内容なのに、あまりにサラッとしていて、綺麗ごと過ぎる感じ。ドロドロしたあさの作品を読みたい訳ではないのだけれど…。

  • 絶対にないとは言い切れないけれどやっぱりね。なんかリアリティがないなぁ。人間はもう少し汚くてズルクテ醜い生き物で、だからこそ輝いて見えるんではないかなと私は思います。

全66件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あさのあつこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×