- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163285900
作品紹介・あらすじ
走って、止めて、蹴る。頭が考えるとおりに足が動かなくても、それがサッカーや。グラウンドに転げる身体、飛びちる汗。女監督が作中でサッカー論を展開し意表をつく芥川賞候補作ほか、文學界新人賞を受賞した「廃車」を併録。
感想・レビュー・書評
-
読解力がないのか、ほとんど感じるものがなかった。芥川賞候補だったらしいけど、ただの小説にしか思えない。二編とも心理的な変化、余韻は読み取れるけど、消化不良に思える。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クセが強い。
テーマが見えない。フォーカスしている部分が飛びまくる。
よもぎ学園:
スポーツの高揚感
友人関係の機微。感情が照れ臭さをこえてアクションする。
恩師の死におくやみを述べに行く、その日常感。変わらず時が流れ続ける覚めた空気。
サッカーへの情熱を論文でトクトクと述べる。知識欲を刺激する。
社会的弱者が世間と対峙するときの無力感。現実の厳しさ。
小説の魅力的エッセンスがじゅんぐりに表れてくるのだが、それぞれがディープなので妙な肌触りなんです。隠し味でなく、甘くて、しょっぱくて、辛くて、冷たい感じ。前菜は和食、メインは洋食、デザートは中華。そのスタイルでも美味しいものは美味ししいというスタイル。
廃車:
こちらの方がいくぶん読みやすい。常にユーモアの雰囲気があるからかなぁ。こちらは、シーン毎のツナギが細くて流れが見えにくい。ダメダメ人間の主人公の廃車をめぐるタメダメぶり。
短篇小説でないとこのスタイルは厳しいなぁ。一気に読んでお腹いっぱいになれる。これは繰り返し読める魅力があるかもしれない。 -
内容よりもとにかく読みづらかった。
2015.4.14 -
精神論を唱える女性のサッカー部監督は面白い設定でしたが、時間軸が飛躍する点は、エピローグのエピローグのような感覚で新しい感触でした。
-
2013/07/18
移動中 -
タイトルとなった話と、『廃車』の2篇収録。
2篇ともに共通するのは独特の世界観。過去と現在を行き来する展開は独特。
話的にはやや理解するのが大変。 -
うーん、悪くないんだけど、きちんと評価するにはもう一冊くらい読んでみたい。
-
微妙。これが芥川賞候補に上がった理由がわからん。スポーツものは登場人物多すぎて、ストーリーをうまく作りにくいんだろうなと思う。伏線の回収?もよくわからなかった。
「廃車」の方は結構読めた。宇都宮に土地勘があるせいもあると思うけど。なんとなくダークな一冊だった。うーん。 -
全くだめだった。まず泣いてるとこから入って、おお青春だーっと思い、それがどうも試合前みたい、というとこで意外な展開でおもしろいかな?っと思ったのだけれど、その後のサッカーの試合でもうだめだった。いちいち背番号が入るのがうっとうしく、いまいちそのシーンが思い浮かばず、なんかおもしろくない、と思ってしまうともうだめ、あとはだだだ〜っと流し読み。もう一遍の方も殆ど読む気がせず、終了。なんてゆーか好みじゃなかった、残念。芥川賞候補、とかいてあったけど、そんときの芥川賞は何だったのだろう?まあ、芥川賞だからな、おもしろい、とかそーゆー問題ではないんだろうな、きっと。題名からして青春ものかと思ったのだけれど、そーゆーさわやかなものじゃなかった。
-
101016 114回芥川賞候補
ちょい読み飛ばしたが、青春もの・・・サッカー弱小チームの一点と死
23-4,
『うつむくなよ』阿久悠