静けさを残して鳥たちは

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 36
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163293004

感想・レビュー・書評

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  • 旦那が失踪した女性と、その幼馴染の男性二人の話。
    読み進めていくと三人の話がごた混ぜになり、飽きてしまった。

  • 非常に、丁寧な文章を書く人だな、という印象。
    でも、それがいいかというと、情景描写など細かすぎて、読んでいて結構めんどくさい。
    話は、幼馴染3人を中心とした話。
    だが、いまいち、この登場人物たちに共感が持てない。
    主人公の葉子は、レイプされ、そのせいで子供で妊娠してしまうにもかかわらず、なぜか失踪した夫の子供と思い込み、産んで育てることを選択する。
    あまりにも、ポジティブすぎません?
    また、葉子の幼馴染の青柳は、最後の最後で、葉子の子供を自分の子供と思い込む。
    なぜ?なぜ?なぜ?
    しかも、葉子の失踪した旦那も登場するが、幽霊なのか、生きているのかわからないうえに、かなり嫌な奴。
    おかしなひとたちばっかりです。
    話が長い割に、なんかもやもやした小説だった。

  • 死を取り巻くイロイロな出来事がかかれていてしんどくなった。失踪した後事件が始まるのかな、という期待をもってよみはじめたので、何も起こらないことに「うん?」って思い続けてしまった。

  • 夫が失踪した・葉子のもとに「骨笛」が届けられた。その謎を解くべく動き出す友人達。結局、どうしたいのか?よく分からなかった。

  • 七年前に失踪した葉子の夫、白江宛に骨笛が送られてきた。葉子の幼馴染で白江の大学時代の友人の青柳は、葉子と青柳の同郷で木彫作家の黒岩が、白江の失踪に関係しているかも知れないことを知る。

  • いつもの感じと違って、ちょっと期待はずれでした。

著者プロフィール

昭和34年(1959年)愛媛県宇和島市に生まれる。愛媛県立宇和島東高等学校卒業。1977年九州大学農学部に入学。専攻は農業経済学。1981年同大学卒業、大学院に進む。1986年「気配」にて『文学界』新人賞受賞。1995年、『きみの知らないところで世界は動く』を刊行。はじめての単行本にあたる。2001年『世界の中心で、愛をさけぶ』を刊行。その後、ベストセラーとなる。近著に『世界の中心でAIをさけぶ』(新潮新書)、『世界が僕らを嫌っても』(河出書房新社)などがある。福岡市在住。

「2024年 『含羞の画家オチ・オサム—美術集団「九州派」の先駆者—』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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