はじめての文学 村上春樹

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163598109

感想・レビュー・書評

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  • 短編になっていた。
    子供に読ませよう!と思って借りたが。。。

  • 貴志祐介サンの「新世界より」を読んで
    すっかり疲れてしまったので
    「はじめての村上春樹」を読む。
    少し前の村上春樹は何読んでもハズレがなくて
    安住の地で疲れを癒す作品ばかり。
    その上
    この「はじめて」シリーズは小学生でも読めると思う。
    純文学って
    何か伝えたいっていうより
    ただ書きたいと思ったものを書いてるだけだと思うので
    読む側は受け入れるだけ。
    音楽を聴くように身を委ねて読む感じ。
    疲れない。
    しかも短編だし。
    ただただ気持ちいい。

  • ・シドニーのグリーンストリート 80

    私立探偵
    グレングールドのピアノ インベンション
    羊男 耳を取り戻したいらしい
    羊博士
    なんとかタバスコのかかった耳を取り戻す。

    ・タイムマシーン
    僕だって少しくらいはユーモアのセンスがある。
    ・インドやさん
    ちゃんとインドしてれば、おじさんみたいに~
    バリ屋さんも。

    ・鏡 
    村上春樹の友達が夜警をしてた話しから想像して書いたらしい。


    でも、このような作品も、僕という人間の避けがたい(しかしおそらくは喜ぶべき)一部なのだ。
    こういう部分がなければ、僕という人間もまた存在しないのだ。

  • (2017/7/10読了)
    年少者向けの本。漢字にはふりがながふってあり、最後の「かえるくんのいる場所」にはひとつひとつの作品について簡単なコメントが書かれている。
    既読の作品もたくさん収録されていた。記憶が蘇ることもあったけど、読んでは忘れるタチなので、ほぼ全ての作品が楽しめた。
    中でも童話のような「踊る小人」や、「緑色の獣」が好き。
    私が年少者の頃は何を読んでいたのだろう…あまりに遠い昔のことで忘れてしまった。もし、その頃に村上さんと出会っていたら、何かが変わっていたかも知れないなぁ。

    (内容)
    小説はこんなにおもしろい!文学の入り口に立つ若い読者へ向けた自選アンソロジー。

    (目次)
    シドニーのグリーン・ストリート
    カンガルー日和

    とんがり焼きの盛衰
    かいつぶり
    踊る小人
    鉛筆削り(あるいは幸運としての渡辺昇①)
    タイム・マシーン(あるいは幸運としての渡辺昇②)
    ドーナツ化
    ことわざ
    牛乳
    インド屋さん
    もしょもしょ
    真っ赤な芥子
    緑色の獣
    沈黙
    かえるくん、東京を救う
    かえるくんのいる場所

  • 懐かしい作品が多かった。年少者向けに手直しもされたとのことで、よく覚えてない作品やぼんやり覚えてる作品も新鮮に楽しめた。
    確かに害が少ないというか、読みやすくまとめられているが、抉られる部分もあって楽しい。

  • 色とりどりで、親しみやすい短編集。あとがきもついていて、とてもお得感がある。『シドニーのグリーン・ストリート』のはしゃいだ感じがとても好きです。

  • この人のは長編も好きなんだけど短編がやはり好き。
    繰り返し読んでも全然飽きないんだけど、初めて読むのがけっこうあって楽しめた。

  • 「鏡」と「〜渡辺昇」絶対どこかで読んだことある、どこだか思い出せない、結構昔、ウワーもやもやする!
    めちゃくちゃ偏見と食わず嫌いで村上春樹に苦手意識持ってたんだけど、文章が難しすぎるわけでもなく特に問題なく読めた。世界観はよく分からんのも多かったし何かを得られたような気もしなかったけど、村上春樹入門としてはよかったかも。他の作品も読んでみようと思えました
    「かえるくん〜」は1/17も2/18も縁のある日付だから個人的に印象に残った

  • 結構前に読んだ初期の短編集が好きじゃなく、春樹といえば長編、ってイメージがあるんだけど、最近の短編集は結構面白く読めたこともあり、単純に自分の読書力の問題かも、と感じる昨今。試しに本書を、ってことで手に取ったもの。既読(らしい)作品もいくつか収録されていたんだけど、読んでみても全く覚えておらず。基本的には初めて読むものとして楽しんだ次第。そう、結果的にはだいぶ楽しめたのでした。やっぱさすがだな、と改めて。

  • 短編集、良くも悪くも読み終わった後特に何も覚えてない

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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