会社は誰のために

  • 文藝春秋
3.11
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163683201

感想・レビュー・書評

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  • 伊藤忠商事・キヤノンという2大日系大企業の経営エッセンスが綴られた同書を読了。

    発刊からかなり時間が経っているが、ビジネスや社会人の基本が詰まっており、一読の価値あり。
    (時事ネタや社会背景は現在と異なる部分もあり、注意が必要。)

    特に「会社」は「社会」と表裏一体の存在であるという御手洗さんの主張に共感する。時代のニーズを捉えて、社会に役立つビジネスでなければ生き残れない。そのためには、常に変化する社会(=体)を察知し、付加価値を付けた製品サービス(=服)を提供し続けることが必要という観点は重要である。

    また、両社ともに2大グローバル企業でもあるため、対外的なビジネスのポイントも理解できる。日本式の押し付け、ではなく、現地の商慣習と日本式の折衷を目指す点は理解しやすかった。

  • 組織とは、働くとは、リーダーとは…テクニックではなく、共著者の考える、あるべきマインドセット論です。決して目新しさはありませんが、働くに際してどこかで意識しておきたい内容が盛りだくさんの内容でした。

  • 丹羽宇一郎と御手洗富士夫について知りたくて購入した本。

    内容は多岐にわたり面白いトピックもあったが、
    正直、一貫性がなく特に心に残るものがなかった。

  • お二人の対談集ということで期待していたんですが、これ、本当に対談していたんでしょうかね、という独特な構成。仰っている内容自体はこれまでもいろんな書物やインタビューで語られていたものなのでさほど目新しさはなかったですが、経営者の視点でのものの考え方であったり、取り組み方というところについては参考になる点は多いです。
    丹羽さんが電車通勤してたとかカローラ乗ってるって話は有名ですが、あの大企業の社長がそれでいいのか?っていう安全保障上の問題はどうなのかなぁ、とか、ふと思ってしまいました。今は中国大使ですからさすがに地下鉄には乗らないだろうけど。

  • 将来、社長になろうと思っている、または
    現在社長の人にはいい本だと思う。

    元キャノン社長の御手洗さんと元伊藤忠社長の丹羽さんの
    対談形式の内容。

    僕は「私心」(休みたい、お金欲しいなど)があるから
    社長にはなれないなと思いました。

    でも、いろいろヒントがある本だと思います。

  • 御手洗さんと丹羽さんの対談形式で構成されると思ったら若干違う。
    お互いが思っていることを交代で書き記すような感じで構成されている。
    交互に交わされる活発な議論のやり取りを期待して読むとちょっと肩透かしを食らうかもしれない。

    丹羽さんの発言は他著書でも書かれている事と一貫されていて、発言にブレがない=他の著書を読んでいるとちょっと物足りなく感じるかもしれない。

  • 現在2009年12月であるため、多少時代背景が異なる感じがする。途中で読むのをやめてしまった。

  • Kodama's review
    対談形式ですが、細かいやり取りではなく、一つのテーマでそれそれがお話しになっているので、内容が濃く読みやすかったです。当たり前のことですが、世界規模で動いている大きな組織をトップに立って動かしてきた方の考え方は、本当に幅と深さがあり参考になります。大きな夢を追い続けるためには、マクロ的観点で物事を見つめる必要があるとあらためて思わされました。
    (06.8.1)
    お勧め度
    ★★★★☆

  • ■概要
    ・キャノンの御手洗氏、伊藤忠の丹羽氏の
    共著というかたちで、日本型組織のあるべき論、
    トップのあるべき論、これからの日本の行く末について記述されています。


    ■仕事に役立つ点

    後で書きます

    <あし>

  • キヤノン元社長の御手洗氏と伊藤忠の元社長の丹羽氏(二人とも今は会長)のリレー形式によるビジネス書。
    二人ともさすがトップにいただけあって、これからトップに成ろうという人間(あるいは現在トップの人間)には、中々ためになる話しが多いですね。

    ただ、一般の会社員や役人にとっては、少々説教臭く感じるのではないでしょうか。また、やはり「会社として」の考え方が強いので、「労働者」側の人にはあまり役に立たないかも。

    でも、私はどちらかというと前者なので、たとえば、「トップになる人間は私心を捨てなくてはならない」といった、(まあ当たり前のことだが)耳が痛い苦言も多かったです。

    まあ、私がトップになるのは、まだまだ先の話し・・・。
    道は遠いですなあ。え?すでに道から外れてる?

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著者プロフィール

丹羽宇一郎(にわういちろう)
公益社団法人日本中国友好協会会長。一九三九年愛知県生まれ。元・中華人民共和国駐箚特命全権大使。名古屋大学法学部卒業後、伊藤忠商事(株)に入社。九八年に社長に就任すると、翌九九年には約四〇〇〇億円の不良資産を一括処理しながらも、二〇〇一年三月期決算で同社の史上最高益を計上し、世間を瞠目させた。〇四年会長就任。内閣府経済財政諮問会議議員、地方分権改革推進委員会委員長、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任ののち、一〇年に民間出身では初の駐中国大使に就任。現在、一般社団法人グローバルビジネス学会名誉会長、伊藤忠商事名誉理事。

「2023年 『仕事がなくなる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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