やわらかなレタス

著者 :
  • 文藝春秋
3.83
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本棚登録 : 1548
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163736808

感想・レビュー・書評

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  • 食と日常生活のほのぼのなお話。

    美味しいものをゆったりまったり食べたくなる。

  • 著者の食欲旺盛さには驚かされる。おいしそうな食事の描写にこちらまでお腹が減ってくる。お天道様に胸をはれる健康さ。健全な日々。

  • 食べ物にまつわる、あれこれ。読んでいると、夜中でもなにかつまみたくなる。例えば、この本のなかに出てくるコールドミートとか、フランスパンとか。
    でも、いちばん印象に残ったのは、江國さんの機械に対する愛情と憎悪。
    テレビのつけ方を忘れてしまった江國さん。テレビの前でカチカチとリモコンをいじりつづける江國さんを想像すると、頬がゆるんでしまう。皮肉でなく、心から、なんて可愛らしい女性!とおもう。

  • 江國作品を読んでいるあいだ、やっぱりしあわせな時間を過ごせました。あの味わい深い丁寧な一文一文が、そうさせるのだと思います。

  • 江國さんのエッセイは初めて読みましたが、小説から想像してた姿を裏切らない、ちょっとした食のこだわりなど、女度も高くて素敵な人なんだなと思いました。

  • 江國さんの本を読むと、日本語って美しいなと思う。食べることのこだわりを強く持っていて、よく食べよく飲むことの豊かさみたいなものも感じる。こんなにおいしそうにお酒が飲めたらなぁ。アルコール弱いなんて損してる気がしてならない…飲めるようになりたいー!とりあえず、ニューヨークでの話が個人的に好きだったのと、すべてにおいて完璧だと思っていた江國さんのお茶目な一面(?)も垣間見れてなかなか充実でした。

  • 文章が好きなんだと思う。エッセイでも独特の言葉選びや言い回しが上手だった。
    食べ物の紹介が少し多いかったけれど、本や絵本の紹介はその本を読んでみたいと思った。
    読んでいると楽しい時間を過ごせるから買おうかな…。

  • 私はエッセイ好きで、読書の7割はおそらくそのジャンルになると思うのだが、江國香織さんは小説もエッセイも両方好みの稀な作家さんである。読むと落ち着いたしずかな温かい気持ちになれる点でもすばらしい。果物の章で、果物をお菓子に置き換えると全く共感できるので笑えた。2013/6/3

  • 旅や日常を垣間見れる、食べ物がテーマのエッセイ。この本は、とにかく装丁が綺麗なの!これほどまでに装丁が綺麗で、なおかつ単行本を手に取ってよかった、単行本でよかった、と思った本はない。江國さんの周りのひとびと(ご家族や、飼っている雨というアメリカンコッカー)が、江國さんと同じように歳を取り、老いていく姿を垣間見れる。江國さんの小説やエッセイは、言葉がなんて瑞々しく、言葉選びがなんてうっとりするのだろう、と、思うものが多いね。

  • 2013/05/13 食べものが出てくる文章しか読みたくない。末期か(何の?)

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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