日本復興計画 Japan;The Road to Recovery
- 文藝春秋 (2011年4月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163742205
感想・レビュー・書評
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なるほど。
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大前研一さんはさすがに原子力工学の博士号を取り、
日立製作所で原子炉プラントの設計をしていただけあって、
今回の福島第一原発についての説明がわかりやすかった。
大前研一ライブでも歯に衣きせぬ発言で東電と政府を
めった切りにしている。ただ文句を言うだけでなく、
原因を分析して、今後の予測、具体的な対策と提案まで
している点においても他の評論家とはまったく違っている。
本書の12%は震災復興支援のために使われます。
今、もう一度、一人ひとりが日本を考える時です。 -
大前節健在・・結局は個々人のメンタリティーの変革が必要なんですね。
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内容は大前LIVEですでに知っていたものだが、改めて3.11の記憶を風化させないようにという気持ちで読んだ。
僕は普段はテレビを全くつけない人間だが、3.11からしばらくは釘付けになった。でも不安を煽るだけの報道がやるせなくなって、アンテナをまた引っこ抜いた。そんなとき、大前LIVEは状況把握にほんとに役立つ唯一のメディアだったと思う。
メディア批判の前に、これからどうやって復興していくのか?地方主導のパラダイムシフトが興ることを期待するし、自分自身、それに向けて考え行動していきたい。 -
youtubeにアップされた大前ライブを書きおこした本。
内容が重複していたため星は3つ。
ただ、内容が素晴らしいものであるのは間違いない。
この日の丸が描かれた本を本棚に置いておくことによって、
この大震災で自分が思ったことを風化させないことができるだろう。 -
今回の震災を多方面から見直せる本だと思う。専門家はこんな風に見てたのかとメデイアの情報だけで判断してた自分が恥ずかしくなる。これから復興に向け自分に何ができるかを再考しながら読んだ。
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■復興
1.私は、まずは個人が、成長神話を捨て、政府に頼らず、横と同調せずに、自衛自立することが大切だと考えている。つまり、私たちは自身を救うことが、結果的に国を救うことになる。
2.日本の原子力輸出政策は終わり、日立・東芝などの原子炉メーカーとしての未来もこの段階で終わったということである。
3.30ミリシーベルトが予想されるときは50マイル、すなわち80キロ以遠に避難せねばならないというガイドラインが、すでにアメリカある。
4.用語:パブリック・アクセスタンス:一般の人々が許容しているリスク。
5.P55:原発の今後のステップ。
6.P65:計画停電の愚 -
東日本大震災後の日本の向かうべき方向について、
大前氏なりの提言をしている本。
1冊当たり、137円分の印税が震災の復興支援に使われる本でもある。
原発については自身MITの原子力工学を卒業している立場から、
報道されていることよりも、一歩突っ込んだ記述をしており、
東電の危機管理の甘さや日本のエネルギー政策の杜撰さも感じる。
未曾有の危機にある日本。
関東を中心に人の生活スタイルも大きく様変わりしていく。
では、どうすれば良いのか?
その打開策として、大前氏いつもの道州制が登場してしまうが、
抜本的な改革を進めるためにも、試しにやってみると良いと思う。
また、電力会社の送電・発電分離等、
世界で行われていることもどんどん導入して欲しいと感じる。
読み終わって感じるのは、まだまだやるべきことはたくさんある。
個々人の力を結集して、今こそ全国民協力して日本を元気にすべき。 -
頑張ろう日本は聞き飽きた。
考えよう日本がいい気がする。