日本復興計画 Japan;The Road to Recovery

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163742205

感想・レビュー・書評

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  • 民主党の原発対策がいかにお粗末なものであるのかがわかる本。あたまを使えばもっと有効な政策を打ち出せるはずで、大前研一が提唱しているアイディアのいくつかを政府・東電に使ってほしかった。(緊急電力速報・昨年度と比較して電気使用量があがっていれば課金などの制度、等々)

  • 事故後すぐに解説をしていた大前さんだが、その後の状況を知ったうえで振り返ると、予想の的確さに脱帽。
    計画停電の愚や事故を想定していない使用済み核燃料の中間貯蔵施設や電源喪失など、東電の甘さにはあきれる。やはり送電と配電に解体されるべきだ。
    また、石油依存脱却のための原子力という国策以外にプルトニウムを抱えていれば90日で原爆が作れるというウラの国策があるという考えは、興味深かった。
    最終的には大前さんが昔から主張してる道州制と個人の意識を変革することの2つが復興に必要だと挙げている。
    震災が起こらなくとも積みあがった国債など日本は危機に瀕していた。震災を契機に危機を意識して、個人が頑張らなければ日本は沈んでいくだけだと改めて思った。

  • 東日本大震災後の日本復興への道が書かれている。原発はあと5年は落ち着かないだろうと著者は述べ、消費税を期限付きで1%あげ、節電は、ピーク時だけを行うようにすればよいなど提案している。

  • リアルタイムで震災直後の大前氏のレポートを拝覧していたが、あらためて今見ると、予測・仮説の精緻さ、ロジカルさに改めて敬服。
    「利用目的限定・期間限定で消費税を1〜2%アップ」という論議はもっとなされてよいものではないかと。

  • 一言インプレッション
    自主自立がやっぱり大事。
    道州制推進!!

  • 震災後の4月発行の著書。
    同意賛成の計画は
    サマータイム導入、週休二日選択制度、夏の甲子園中止など。
    断固反対は
    消費税増税で、国債発行のほうが良い。
    ほかには
    道州制、メンタリティの改革、などの提言。
    なお大前氏は印税を一切放棄、売上げの12%は被災地救援に寄付​、とのこと。

  • 割とこの人の本は好きなんだが、いい加減お歳をめされたか、つまらん本だったわ。

  • 原発の事に関して、詳しくわかりやすい解説で、理解しやすかった。私のように、今まで無知だった方にはオススメ。YouTubeだけでも見た方がいい。
    この表紙の日の丸を見返すたびに、日本の今をこれからを、考えるようにしたいと思う。

  • 本にする必要があったのでしょうか?

    まあ、私は図書館で借りたのでいいんですが、買った方お気の毒です・・・

    というくらい、内容は乏しい。

    youtubeを見ればすむ話。復興計画案も何度も言われていること。目新しいことはない。

    次回の作品に期待。

  • いち早く出版、の気持ちは理解できるけど、筆者の見識とネットワークを活かした復興政策への提言を次書に期待します。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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