- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163742403
感想・レビュー・書評
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短歌がもっと分かれば、より理解出来たでしょう。
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ある程度の歳になれば、連れ合いを置いて自分が先に死ぬことや、その逆のことを考える。自分が妻の立場だから、妻の歌に共感することが多いかと想像したが、両方に同じように共感した。添えられた文章よりも、文字数の限られた歌に、驚くほどの説得力を感じた。私は、または連れ合いは、死に別れる間際に、どんな言葉を相手に遺すのだろうか。
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歌の読み手はこういった読みやすい文を書くのだと感銘した。
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寝ぐせつきしあなたの髪を風が吹くいちめんにあかるい街をゆくとき
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歌人といえども普通の生活を営んでいることが,秀逸な歌の中に見え隠れしている.永田さんは日記を付けていない由だが,これだけの恋歌が残っていれば日記以上の記録になると感じた.
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ページを繰る毎に、息が苦しくなった。人はこうも強く強く愛を抱き続けられるものか。彼らの歌は、自分で、相手で、生で、声で、息であることを知った。
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歌人としての河野さん、そして 息苦しさを感じつつこの世を生き続けてきた繊細な、人としての河野裕子の姿が見えてきて、まったく歌をたしなむ素養などない私でも、その世界に引き込まれてしまいました。
短歌になじみの無い方にも広く読まれて欲しい一冊です。
ブログにレビュー書きました。
http://okyouduka.blog44.fc2.com/blog-entry-1110.html -
これは悲劇でも美談でもなく、ただそうありたいと望みそうありたいと動きつづけそうあるしかなかった、営みの記憶であるとおもう。
内容についてはもうなにも言えないし言うことなんてないです、じぶんのことばを歌いに戻ります。