- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163806402
感想・レビュー・書評
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帯読んだ限りこんな感じとは思わなかった。
同じ罪を背負った若者の薄暗い青春ストーリーかと思いきや、まさかあんなテーマが絡んでくるとは…
個人的に、途中描写が気持ち悪いところもありましたが、壁井さんの話はやっぱり独特で好きだなと思いました。 -
市川先生繋がりで読みました。市川先生の挿絵最高です。恵がだいぶ不憫でした。夏の狂気っぽい雰囲気がよかったです。
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面白いんだとは思うけれど、好みではない。ちょっと気持ち悪くなる話。
2012/12/16 -
蝉怖くなった。タイトルと挿絵が爽やか系なのに、内容が怖すぎた。佐野が、自分の担任と似てて、トラウマになりそう。名字も一緒で、性格や体格も似てる…。小2の時の、三浦と倉田のエピソードは可愛かった。
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夏が嫌いになりそう。
夏が、と言うよりかは蝉が。
蝉が怖くてたまらなくなりそう。
もっと青春の話かと思った。
とはいえ、壁井ユカコらしい。
人間だけど、人間でない。
気になる終わり方で、続きが気になる。
もし続きがあるならば、それは完璧に恋愛だ。
このあとの3人の進路、関係性が気になるところ。 -
女子1人男子2人の幼馴染み青春ものとしては面白かった。まさかのホラーというかグロいとこはきびしかった・・・。図書館で借りたら、本文中の難しい単語が鉛筆で塗りつぶされていた。たしかに唐突に小難しい単語が出るのは違和感あったかも。
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蝉について詳しくなりました 笑
文章に夏とか爽やかさがにじみ立てて
題名にピッタリだなと思いました。
相手を思うがゆえのすれ違いとか
恋愛要素もあったり、
ラストの場面はホラーじみていて怖かったです。 -
2012.08.18
青春小説かと思っていたら、意外とホラー作品でした(笑)
自分には欠陥があるから、大切な人を守れない。
その偏った考え方が如何にも思春期特有の考え方で、だからこそもどかしく懐かしかったです。
今振り返れば、なんてないことも、その頃の自分にとってはそれば全てだった。
蝉は成虫になったら一週間で死んでしまう。だからこそ、幼虫のうちに何をするべきか考える。人間も同じなのかもしれない。