春から夏、やがて冬

著者 :
  • 文藝春秋
3.21
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本棚登録 : 827
感想 : 202
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163809205

感想・レビュー・書評

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  • 最後はそうきたかと驚きましたが、少し無理があるかな?あの子ではそこまでは.....

  • 救いのなさに、やりきれない思い。

  • さびしい作品。最後もつらくなる。

  • 図書館の新刊コーナーで見つけたので。言うほど新刊ではないけど。帯の「ラスト5ページで世界が反転する!」は言い過ぎだと思う。末永ますみに全然感情移入できない。つーか、最後の平田を救うために嘘をつくってとこが全然納得できない。こんな高度な物語を考えられる人だろうか。こんなDVの典型的な共依存者が。ほんとに絵に描いたような共依存っぷりで、嫌になる。でも私の職種でこういう風に思ってはいかんのだろうなぁ。やっぱ平田自身も迷ったあげく、嘘にのったんだろうなぁ。やっぱり自分を責めるのが一番辛いんだもの。他人のせいにできれば、それに超したことはないんだもの。

  • 誰も幸せになれず救われず終わる作品は苦手だ。好みじゃない。だから、星は3。
    でもやはりこの作者らしい読みやすい文章とストーリーで、良い小説だとは思う。
    まあただ、直木賞をとるほどじゃないかな…[2012.04.12]

  • 葉桜の結末といい、この結末といい、この著者はきっと、サプライズなシチュエーションが好きに違いない。そしてわたしもしかり、こういうストーリー展開に弱い。内容的に「面白かった」とか「楽しめた」いう表現は不適切かもしれないけど。

  • 第146回直木賞候補作品。
    ひき逃げ事故で高校生の娘を亡くし、その後、妻も自殺し、たったひとり残された平田。
    スーパーで保安員を務めている。
    万引きをした末永ますみは亡くなった娘と同い年。
    同居する彼氏からDVを受ける彼女を気に掛ける平田。
    平田の病気とますみのDVからの脱却を軸にお話は進む。
    展開が早く、読みやすい。
    平田の苦悩も悲しすぎるし、ますみの切ない思いもまた、悲しい。
    ミステリーなのでこれ以上書けないけど、
    『ラスト5ページで世界が反転する』と帯にある。
    どんでん返しといえば、どんでん返しなんだけど・・・。
    もしかしたら、私が汲むことができない何かのメッセージがあるのかなあ。

  • 初、歌野さん。なかなか読みやすくて飽きずにあっという間に読めた。章の構成も好きな感じです。内容はなんとも悲しくて、救いようがあるようなないような。帯にあった「ラスト5ページで世界が反転する!」は残念ながら反転まではいかなかっけど、反転する?ぐらいかな。葉桜の~も読んでみたいと思います。

  • 20120405読了
    #季節

  • 「葉桜の季節に君を想うということ」に近いラストの意外性。何が真実なのか、現実でもこんなことが起こっているのではないかと背筋が凍る。

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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