- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163901831
感想・レビュー・書評
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モラハラ夫と円満に別れられてよかったね。
カフェよりそっちを心配したよ。
そして田中さん、絶対エライ人だと思った!
続編あるんですね。読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとなく美味しそうな料理が沢山出て来るホッコリ系の話かな〜と思って読み始めてしまったので、自分と本との温度差に最初は驚きました。思いの外現実的な小説だった。でも、料理はやっぱり美味しそうだった。特にタイトルにもあるベーコンサンド。食べたい。
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以前読んだ『和菓子のアンソロジー』の中でこちらの本の1編があったがおもしろかったので^^
東京から単身出てきて高原カフェをはじめた女性の物語。
出てくる料理はどれも美味しそう!
素材の特徴をしっかり掴んで生かした料理を作る、私も奈穂のように料理を作りたいなぁ♪
会話の中で説明がされていくシーンが多くて、、 会話が長すぎる!と思ったのと収束に向けてのまとめ方がちょっと都合よすぎた感じがあったのが気になりましたが。
料理の描写は本当に美味しそうで読んでいて楽しかったです^^ -
東京から百合が原高原に移住し、カフェをオープンした女性・奈穂が主人公の6編の連作短編集。
「融雪」は「和菓子のアンソロジー」で既読だったけど、つながりが分かりほっこり加減もひとしお。
どのお話も美味しそうな料理のオンパレードで、全部食べてみたくなる。。
ほろ苦い現実もありつつ、高原の豊かさ・そこで暮らす喜びが感じられ、とても爽やかな読後感。 -
東京の出版社を辞め、単身で百合が原高原にやって来てカフェをオープンさせた奈穂。ある事情を抱えた奈穂だったが、地元のひとたちに支えられながら、日々を過ごしていく。
奈穂が百合が原高原に落ち着くまでの1年を描いた日誌のような物語。
2015年4月21日、電子書籍にて読了。
柴田さんって、本当に作風が定まらない作家さんですね。もちろん、いい意味で。毎回、新鮮な気持ちで読めます。
今回は。美味しそうな食べ物と、高原の四季をスパイスにした、心が穏やかになれる物語。
高原がこれからどうなって行くのか、続編も書けそうだ終わり方。続編、読みたいなぁ。 -
都会で働いていた女性がひとりで地方にカフェを開くお話。スキー場がすたれ、過疎化の波もあり、冬場は雪に閉ざされる。現実に起こりうる問題もちゃんと描かれていました。四季にそって物語が進んでいきます。女性同士の会話でどんどん話が進んでいくくだりにはびっくり。たしかにそういうところから、そういう情報が入ってくるだろうな、と思う。
彼女自身が抱えている問題も描かれる。懸命に生きる一人の女性として、奈穂さんに好感が持てました。
料理は実際に作ったのだそうで、レシピもわかり、リアルにおいしそう。柴田さんの腕が良いのはわかるけど、奈穂さんはどうやって料理の腕をあげていったのかな?その過程があるともっとリアルだと思う。ホテルのシェフも表だって登場しないことが、なぜか私は心残りでした。 -
お腹空いてる時には読んではいけない作品(笑)
ベーコンサンド食べたい(*´∀`)
念願のカフェを開店した主人公。
決して楽な道ではないけれどたくさんの人に助けられながら頑張る姿に好感が持てます。
悪い人が出てこないので安心して読める作品
原田マハ氏の「旅屋おかえり」を思い出しました。 -
高原でカフェをたった一人で切り盛りする菜穂。
彼女の作る料理は、どれもとびきりおいしそうで、
そしてあたたかい。
素材をめいっぱい大事にして、そのおいしさを
楽しむための料理だから。
彼女が、なぜそこで1人でカフェをやっているのかが
やがて明らかになり、それは、とても胸が痛むもの
だったのだけど、それでも、前向きな彼女が清々しい。
作業服で現れた「田中さん」
見た目どおりの人じゃないぞ、
とは思っていたけど(笑)
ベーコンサンド、私も作ってみようかな。 -
カフェ開業、それも観光業が立ち行かなくなりそうな高原での女性オーナーの話。地元の食材で作られるカフェのランチの美味しそうな事。でもオーナーは既婚者で東京に癖の強い旦那様が居て…の件はちょっと怖くて引き込まれた。ラストで幸せそうで良かったな。
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「風のベーコンサンド」タイトルだけで幸せな気分になれる。
いろいろなことがあるのだけど、花とおいしそうな食べ物と風があって、主人公の語り口も穏やかで、平和な気持ちで読み進めていけた。
各章のタイトルもおしゃれだ。簡潔にその章を表している。