- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163901831
感想・レビュー・書評
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東京から田舎へ移住し、百合が原高原でカフェを1人でオープンさせた菜穂。カフェ経営に奮闘しながら、菜穂自身の問題やお店にやってくる人達の連作集。
入った地産の食材に合わせてメニューを応用したり、カツカツの状態でも楽しみながらカフェ経営の工夫をしている過程が丁寧に書かれていて、読むのが楽しかった。
お客さんに店での時間を楽しんでもらいたいという主人公の気遣いが伝わる。
田中さんのエピソードが一番好きかな。続編も読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地元で作られたバターやミルク、野菜を使い、素材を生かすために作られた料理の数々。
読んでいると、自然の豊かさに心が満たされる。
心が不安定になった時に読みたい本。 -
ベーコンサンドが食べたい。
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東京からひとりやってきて高原でカフェを開いた奈穂の連作短編。最初驚いたのがたった2年学校に通うだけで簡単にカフェって開けてしまうものなんだ、ということ。でももちろん簡単にそれで採算の取れる店になるわけでもなく、周りにも恵まれて努力もしっかりして店って育っていくんだとわかります。お料理の描写も素敵♪何度も美味しいベーコンでベーコンサンドを作りたくなりました。ホテルと地元との関係がよくあるようなものではない所も楽しめました。最終話のまとめ方もとても綺麗です。軽くてもさすがベテラン作家さんの作品だと思いました。
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お料理が美味しそうで、終始お腹がなった
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高原にあるカフェ、美味しいコーヒーとベーコンサンド、温かい店員さんに常連のお客さんとのほんわかな日常、、、、なんて考えていて大変申し訳ございませんでした!()
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優しいタッチの表紙から(勝手に)想像してしまったほんわか系とはひと味もふた味も違う、
ぴりっとビターなスパイスが効いたサプリ系お腹すく小説でした。
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帯には「美味しい料理は奇跡を起こす」と書かれていたのですが、確かに奇跡とも呼べそうですが、
凄いミラクル!という盛り上がりがあるわけでもなく、なるべくしてなったというか、
全てはつながっているのよね、ということを改めて美味しそうな料理とともに噛み締めさせてくれるような物語でした。
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後半のディナーの描写もとてもお腹が空きます……
ひよこ牧場のベーコンやバター、
あおぞらベーカリーのパン、
食べてみたいです。
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人がそれぞれ抱えている現実的な悩みやジレンマ、
欲求など、それを静かに冷静にみつめて
綺麗には描き過ぎず、答えをはっきりとは出さないけれど
こういう生き方もあるかも、ということを
日誌とタイトルにある通り、こんなことがありましたよ、と報告されているような気分で読みました。
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次作の表紙もまた美味しそうな表紙で()
登場人物達がどのように変化しているのか読むのが楽しみです。
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ベーコンサンドが食べたい!
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思い切って”食べもの”カテゴリに入れたけれども(ほかのシリーズちょっと読む気にならなくて)、どちらにするか迷っちゃうくらいのお話でしたん☆
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おいしいベーコンとバターはいいね。
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初めましての作家さん。同僚からこの方をおすすめされたので、表紙で選びました。
高原でひとりカフェを営む女性の日々。基本的に良い人しか出てこないし、カフェのごはんもとても美味しそうでした。
カフェの甘くないところ、田舎の人間関係など、シビアなところもちょうど良いです。
間違っている訳ではないのですが、言葉づかいにところどころ、ん?と思うところがあって、それが気になってしまったのでこの点数です。