- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163901831
感想・レビュー・書評
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東京でバリバリ働いてた女性が、高原の村でカフェを始める物語。
夢物語だけでなく、その土地に住む人たちの苦悩も描かれている。
確かに、都会より素朴に見える田舎の方がドロドロしてるかも。
出てくる料理はどれも美味しそうで、このカフェに行ってみたい。
ちょっと甘めかもだけど、読後感も清々しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年は、この方の作品をたくさん読みましたが、泣けたのはこの本だけでした。
もともと『かもめ食堂』『めがね』『南極料理人』『西の魔女が死んだ』『食堂かたつむり』など、料理をする事で深まる人間関係を描いた作品が好きな私。
誰にも見せられない心の底の声が聴こえてくるような。
それでいて、じんわり温かくなるような。
そんなお話に惹かれる様です。
今まで読んできた『柴田よしき』さんも好きだけど、この作品の『柴田よしき』さん、大好きかも。
本当に、書かれる作品の幅が広くてびっくりします。
今年の最後に。
素敵なお話に巡り合えて良かったな。 -
森沢明夫さんが描いた小さな岬の先端にある喫茶店、柏木悦子さんが営む「虹の岬の喫茶店」、記憶に残っています。今回は柴田よしきさんが紡いだ百合が原高原で奈穂さんが営むカフェ Son de vent、「風のベーコンサンド」(高原カフェ日誌)を読みました。春の山菜、夏の果実、秋のきのこ、冬は鹿や鴨、湖でワカサギ・・・、豊かであるってことは飽きるということなのかも・・・。この高原に住む人たち、カフェにやってくるお客さんたち、料理とともに醸し出されるハーモニーが心地よいです。「ベーコンサンド」食べたくなります(笑)
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百合が原高原でカフェを営む奈穂の考えるメニューが半端なく旨そう(^q^)♪日替わりランチはいつも二種類食べたくなるし!(*´∇`*)奈穂自身も含め、それぞれ深い悩みを抱えた人々が語る重い話も、美味しい料理が吹き飛ばしてくれる( v^-゜)♪一番食べたいのは田中さんのベーコンサンドだけれど、好きな表現は「男前な、口どけ」(^^)しばらく「男前な…」がマイブームになりそうな予感(--;)
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2015.4.17.百合ヶ丘高原のペンションを居抜きで買取り、カフェを開店した奈穂。野菜、パン、牛乳、バター、ベーコンなど地元の食材を使ったランチで細々営業している。東京からやってきた奈穂に地元の人々は好意的で徐々に軌道に乗り始める。そんな奈穂はある事情を抱えていたのだが…。面白かった。カフェのランチを主人公が考えている場面はワクワクした。最近、流行り?のモラハラ話しはちょっと辟易したが…。また続編を読みたいと思う。
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やたらとお腹が空きます♪
東京を離れ、高原の古ペンションでカフェを開いた奈穂。
自然の恵み。四季の美しい景色。新しい出逢い。
なにより、人生やり直しはできるんだよと思わせてくれるようなそんな物語。
なのに、読み終わったときの私の頭のなかは、
ひよこ牧場のハムやバター、あおぞらベーカリーのパン、奈穂のランチメニューでいっぱい(笑)
もちろんベーコンサンドも! -
高原のリゾート。空き家が多くなったペンションをカフェに改造する
なんだか憧れの生活って感じ。でも、只者なら成功しないんだな。主人公は料理作りの天才だ。読んでいるだけでヨダレが出てきそう。
ベーコンサンドのレシピだけは書いてあるから、これは真似ができるな。 -
美味しそうな料理が印象的。融雪の話が何かで読んだ話とそっくりで。でも何の本だったか思い出せない。
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高原にカフェを開いた奈穂が主人公。
出てくるお料理、おいしそうだなぁ。
いい材料ではなくても、
ベーコンサンドは作ってみたい。
舞台が地元信州のようで、親しみやすい1冊。
奈穂と涼介の関係もいいなぁ。