- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163902302
感想・レビュー・書評
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上石神井まで徒歩45分。ハモニカ横町「美舟」の肉芽。いせや横の階段。井之頭公園の自販機の明るみ………地元本
私にっての地元小説だった。ありがとう。
私の感想は「冷静と情熱のあいだ」そんな内容である。
控え目リアリストの徳永と傾奇者としてしか生きられない神谷の関係性は、真逆だから惹かれあう、それでも本質は、冷静と情熱のあいだ。
おそらく見た目もさえないだろう男二人がメールのやり取りでイチャイチャしている様が良いリズム。そのリズムがオカシクナッテいくさまがミニマリズム。
芥川賞受賞も納得です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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この本は読んでいませんが、NHKの又吉直樹の出演する番組を毎週見ています。独特の観察眼をもっていて興味をそそられる芸人さん(作家?)ですね。この本は読んでいませんが、NHKの又吉直樹の出演する番組を毎週見ています。独特の観察眼をもっていて興味をそそられる芸人さん(作家?)ですね。2016/07/24
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ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。
↓
http://sommelierofbooks.com/fiction_nonfiction/hibana_piece_matayoshi/
お笑いの又吉さんが芥川賞を取ったことでも有名な作品です。
売れない芸人徳永と、それ以上に売れない先輩神谷の交流の物語。
徳永という人物は恐らく、又吉さん自身なのでしょう。
全体から、彼自身のお笑いに対する思いがあふれ出ています。
もうちょっとここのエピソード、話を膨らました方が良いんじゃないかな?と言った粗削りな部分が多いと感じましたが、それでも又吉さんにしか書けない作品として、評価されたのかな?と感じました。
お笑いに対する又吉さんの思いを知りたい方や人生を見つめ直したいと思った方におすすめの作品です。 -
読み終わって、とにかくビックリしました。
いろんな賞に輝いている小説をこれまでいくつも読みましたが、ここまで稚拙なものに遭ったのは初めて。さすがに賞を取ったのだから、おもしろいかどうかはともかく、ある一定レベルには達しているだろうと決めつけていただけに、衝撃でした。
具体的なエピソード抜きでひたすらオレ世界観を延々と聞かされる本です。
又吉さんって本が大好きみたいだから、今後年月が経過して、一読者と同じ目でこの小説を読み返す時がいつか来るでしょうが、その時は自分でこの小説の出来が痛いほど分かるんじゃないかなぁ。
いずれにせよ、これに芥川賞を受賞させるに至った経緯とか背景とか要因とかを考えると、ちょっと暗澹たる気持ちになります。 -
読みやすいけど、面白くはない。
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若手漫才師の主人公とその師匠との会話を中心とした話。割と静かに流れていくような文章だった。会話がボケとツッコミでできているにも関わらず、面白いというより流れるようだった。なんだろう、ぱっと散ってしまうような刹那的な輝きを求めてしまうのだとしたら、それは違うような、だけど、その輝きに憧れてしまうような、危うさと揺れを感じる作品だった。
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作者の文体が淡々としていて良い。途中思わず泣いてしまい、このまま終わると思いきや最後の落としには驚愕した。作者の経験と才能が絶妙にマッチした一冊。
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お笑い芸人「ピース」又吉による芥川賞受賞作品という,2015年最大の話題作。著者ならではの漫才師の世界が描かれていますが,お笑いにあまり興味のない読者であっても,きっと引き込まれる作品になっています。