キャピタル

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906102

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  • 文学
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  • どこにだって行ける
    どこにも行けない
    どこにも行かない
    そのなかを行き来して、くるくるまわる
    私たちは、もう目的がないと走れない
    誰かに必要とされるために、ひたすら牙を研ぐ

    目的を達成するために理解する
    理解するために差分を見つける
    差分をみつけるために単純化する
    そのときに捨てられるものに思いを馳せる話
    それ以外の方法を持たない私たちの話

  • コンサル7年目、休暇中の須賀君が出会った彼女との話。村上春樹を彷彿とさせる言い回しとバンコク、東京と移動する視点がサヨナライツカっぽさを憶える。メモ。(1)余計な事は話さなくても通じるものだよ。須賀も分かるだろう。(2)予期された偶然。先輩この言葉好きでしたよね。長期的な視野に立って不確実性を克服する時の前略オプションとして(3)終わらないPJは無いんですよね
    。‥終わらない人生も無いよ。企業もね。資本だけは残る。(4)愚か者になりたくなければ時間と戦わないこと。時間だけは等価交換出来ないからな。

  • 170419図?

  • 【スタイリッシュな文体で、世界の真実に触れる!】七年間の勤務後、一年間の休暇を取る権利を得た僕は、肌寒いバンコクで、車椅子の彼女と出会った。世界の真実に触れる芥川賞候補作!

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著者プロフィール

加藤秀行(かとう・ひでゆき)。1983年、鳥取県生まれ。2006年、東京大学経済学部卒業後、戦略コンサルティング会社勤務。2015年『サバイブ』で第120回文學界新人賞を受賞。『シェア』(2016年文藝春秋刊)で第154回芥川賞候補となった。本作で2回目のノミネート。

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