Date of DATE 伊達公子の日

  • 文藝春秋
3.56
  • (1)
  • (4)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163908014

作品紹介・あらすじ

【第2の伊達公子はいかにして生まれたのか?】“復活”ではなく、“チャレンジ”と位置づけた37歳での現役復帰から9年半にわたる「伊達公子セカンドキャリア」の日々と、ファーストキャリアとの心情やテニスへの向き合い方の変化を綴る。11年半のブランクを経て2度目の現役復帰を決めた最大のきっかけとは?若手に刺激を与えるつもりが、いきなり全日本テニス選手権で優勝。40代でのツアー転戦の日々や、世界各国の美味しい料理との出会い。世界ランク4位の第1期現役時代はあれほど嫌いだったテニスが、なぜ好きになったのか?さらに、不妊治療、16年間苦楽を共にした夫ミハエル・クルムとの離婚、人生初の手術、2度目の引退までを多層的に描いた決定版!///////////////////////////////////////////////////////////I SECOND BIRTH 2008.3.10第2の伊達公子が生まれた日II ALWAYS SMILE 2008-2017セカンドキャリアINTERVIEW 1「わたしとテニスと日本と」INTERVIEW 2「2度目の引退を考えた」INTERVIEW 3「なぜわたしは、それでも現役を続けるのか」INTERVIEW 4「やることをやってきた人生だから」INTERVIEW 5「やり残したことはもうないけれど」INTERVIEW 6「未練は……あるかな」III REAL RETIREMENT 2017.9.12現役最後の日//////////////////////////////////////////////////////////

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • カムバック後の歩みに焦点を当てたのが良かったと思う。感情移入できた。

  • テニスプレーヤー伊達公子の復帰から二度目の引退まで
    を綴った本です。

    一度目は絶頂期での引退だっただけに、歳を重ねると
    見えてくるものもあったのでしょう。さらに体力的な自信
    も得たので復帰へと繋がったことが語られています。

    そこから10年。
    世界で一人で戦わなければならないテニスというスポーツ
    は本当に過酷です。

    錦織圭というトッププレーヤーが生まれていながら、
    それに続く人がいない現状は卓球と比較しておかしいと
    伊達氏は言います。
    それは日本のテニス環境に問題があると指摘しています。

    特に日本で一般的な人工芝に砂をまいたオムニコート。
    これは管理が簡単なので日本ではメジャーなのだが、
    国際規格ではないのだそうです。

    こういった裾野の環境に一石を投じる姿勢に、テニス界
    の未来を託したくなる一冊です。

  • 伊達公子は、勝負師だ。テニスが好きなままでいてくれて、ありがとう。もっとプレイを観たかった

  • ★★★★☆読了。3月末のアナザースカイがとても記憶に残っていたので本屋で手に取る。プロ2ndキャリアのブログ+インタビュー。テニス選手としてはもちろん、根にある負けず嫌いは維持しつつ、1stキャリアの時よりも余裕があるというか人として大きくなられた感じが伝わってくる。

  • 一度目の引退からの復帰、二度目の引退最後の日までが記載されている。引退からの復帰と二度目の引退最後の日は金子さんが書き下ろし、途中の段階は伊達さんのブログを引用した形式からなる。一度目の引退はテニスが嫌いになってのもので、二度目の引退は肉体的なものであった。その過程をリアルに体験できる。また夫との離婚や不妊治療といったプライベートの側面も言及されており、テニス面でのとくに一度目の鬼のような伊達さんや、二度目の達観された伊達さん、普通の女性な伊達さんなどさまざまな側面の伊達さんが描写されている。今後日本発の伊達さんのようなテニス選手が生まれてくるかはわからないが、アスリートとして、女性としての生き様を感じられた。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

伊達 公子(だて・きみこ)
1970年9月28日、京都府生まれ。6歳からテニスを始める。 兵庫県の園田学園高校3年時のインターハイでシングルス・ ダブルス・団体の3冠を達成。1989年、高校卒業と同時に プロテニスプレーヤーに転向した。1994年のNSWオープン(シドニー)で海外ツアー 初優勝後、日本人選手として初めてWTAランキングトップ 10入り(9位)を果たす。1995年にはWTAランキング4位に。 全豪(94)、全仏(95)、全英(96)でベスト4入り。1996年11月、WTAランキング8位のまま引退した。2008年 4月、プロテニスプレーヤーとして「新たなる挑戦」を宣 言し、37歳で11年半ぶりの現役に復帰。2017年9月12日の ジャパンウイメンズオープンを最後に2度目の引退。 その後、2018年に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に 入学し、1年間の修士課程を修了。テニス解説やジュニア育 成、テニスコート&スポーツスタジオやベーカリーストア のプロデュースなど、多方面で活躍中。

「2021年 『コートサーフェス研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊達公子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
砥上 裕將
夕木 春央
辻村 深月
エリック・リース
浅倉 秋成
石原 慎太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×