楽園の烏

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163912547

感想・レビュー・書評

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  • 雪哉…
    でも確かに第1章の終わり方からすると仕方ないのかなぁ…。
    今アニメで少年時代の雪哉を見ているだけに複雑。
    細かい部分で忘れてしまっている感があるので、
    第1章読み返したい気持ちが強まった!
    続き気になるけど、怖い…。
    けど気になる…!

  • 「山内を我が物にした気分はどうだ」
    と問われて雪斎が
    「ははっ!なかなかに最低だよ」
    と答える場面がめちゃくちゃ好き。

  • 久々の山内。
    作中同様に20年過ぎちゃってたかー(そんなに経っていない)

    八咫烏シリーズ第二部スタートです。

    弥栄の烏読了からだいぶ経っているので
    うろ覚えの自覚はかなりあり
    正直一部から読み直すべきか悩みましたが、
    読み進めていくうちに思い出せるものですね。
    懐かしい名前が沢山ててきましたし、
    雪斎の姿に、違和感は感じませんでした。
    相応の年齢の重ね方だな、と。
    ラスボス感はありますが
    私たちの考えが遠く及ばない深謀遠慮、
    いや阿部さんの大どんでん返しが
    今後あるんじゃないかと
    新シリーズも楽しみです。

  • 第一部完結から三年待った。長かったー。
    大好きな推しの雪哉少年が雪哉おっさんになり、しかも圧政を敷いていて慄いた。色んな意味で推しに裏切られたようで読後3日くらい呆然とするしかなかったが、やっぱり何かまだ隠された思惑があるのではないかと推しに夢を捨てきれず、千切れそうになるくらい首を捻ったのは自分でも笑う。いいよね雪哉。
    謎が謎を呼び、騙し合い化かし合いの応酬。知恵者たちによる探り合いが超熱い。そして畳みかけるようにやってくる終盤の伏線の回収と、次巻以降に持ち越されていく物語の真相。

    ーーーてか奈月彦と浜木綿と、その娘は今どこに?

  • 第二部の一作目という事で、山内(八咫烏の住む世界)の現状説明も兼ねた感じかな。面白かったのですが、人間関係がある程度しか思い出せない。それが悔しい!ちゃんと覚えていればもっと面白かったはずなのに…。続刊が出たら一から読み返すかな〜

  • 猿との大戦より20年後が舞台となる第二部がスタート。

    第一部後半から感じていた雪哉の違和感が更にパワーアップした感じ。第二部といいつつも、何か別の作品のよう。

    第一部の主たる登場人物はほとんど出てこないが、今後の展開で20年の間に何があったのか、今後はじめがどう絡んでくるのかが明らかにされていくのだろう。

  • ★3つ
    雪哉が老獪ぶって嫌な管理職になっていた。
    主人公ふくめ、新キャラにもあまり魅力がない、漫画っぽい
    「人がいないと生きられない」と台詞を裏付けるエピソードへの膨らませ方が弱い
    全般的に過去作のキャラ人気に依存している
    烏どうしの内ゲバ
    花街、暗黒街という設定はありがち
    行方不明の義父の正体もなんとなく分かってしまう

    エゴばかりが目立ち、子どもが読んでおもしろいファンタジーではない
    作者さんの性格が意地悪なのだろうか。

    最初の一章めはテンポよく読めたが、途中かなり退屈で飛ばし読みした。
    本作のテーマがわからない。
    「玉依姫」あたりから現代の人間と絡めたのも、必然性がよくわからない。
    第一作が面白かったのだけれども、借りるだけで充分。

    ギャンブル好きとか、遺産相続でのうのうと暮らしてる奴が、なんとなくいい台詞を吐いても説得力がない。

    非常に申し訳ないのだが、こんな残酷な感想しか出てこない。
    キャラが多すぎて、捌ききれないのかという感じがする。

    第二部のその1らしいので、時期を待ってからまとめ読みすればいいのかも。

  • 「この山を売ってはいけない理由が分かるまで売ってはいけない」
    第2部開始。

    雪哉が相変わらず過ぎて心臓が痛い・・・
    本当に茂さんがいたらねえ・・・(キルヒアイス的な意味で)
    それはそれとして千早がだいすき。再登場ありがとう。
    登場人物からして(まだ若い今上陛下ってだれ?)ものすごく不穏なんですが、この20年で何があったんだ・・・
    幽霊の正体とは。
    続きをはらはらしつつ待っています。

  • 3年待った烏シリーズ第2部スタート!
    一体山内はどうなったのかと思いドキドキしながら読み進めれば、ちょっと予想はしていたけど舞台は現代からスタート。
    このチャラいはじめと言う男は誰なんだ?
    と思いつつ読んで行けば今度は壮絶な美女が現れてそこからどんどん話が進む。
    弥栄の烏から20年経ったのかと分かり始めると共に雪哉の思いもかけない登場からはもうノンストップ…
    一体これはどうなってんだよ!?
    と心臓をバクバクさせつつこの20年であった事が掻い摘んでしか分からない現状にもどかしさを感じつつ、雪哉のとんでもない行いに絶叫…
    千早は生きてるけど明留は死んだ?
    若宮は? すみおは!?
    みんなは??!
    楽園の烏と言うタイトルとは裏腹にじわじわと足元から這い上がる不気味さ。
    ちょっと早く続きを出して下さいお願いします!!
    と懇願せずには居られない。
    やっぱり阿部智里さんは本物だ。

  • シリーズが第二部に入り、雪哉が歳をとっていて、正直もう読むのをやめようかと思う部分もあったけど、後半は引き込まれてしまった。
    これからどんな風にストーリーが展開していくのか、楽しみになりました。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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