Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 632
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163912981

作品紹介・あらすじ

列車の旅を愛する人たち垂涎の豪華寝台列車「ななつ星」は、開業7年目を迎えるいまも、予約が取れない状況が続いています。ゆったりと流れる時間、車窓を眺めながらの豪華なディナーは、日本の旅を変えたとさえ言われます。その「ななつ星」に現代を代表する作家、井上荒野、恩田陸、川上弘美、桜木紫乃、三浦しをん、さらには旅を愛するふたりのクリエーター、糸井重里、小山薫堂が乗車、新しい旅から生まれた極上のストーリーをお届けします。

感想・レビュー・書評

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  • 旅、何かの区切りの1つの催しであるのかも

    桜木紫乃さんの作品は、特に良かった

    大人のテイストで好きだなぁ

  • 7人の短編物語
    心がふっと動いて
    旅に出たくなる

  • ななつぼしで紡がれる物語。
    ななつぼしに乗りたくなる。

  • 「ななつ星」の列車旅、行きたいなー!
    ただ豪華というだけでなく、ホスピタリティー溢れる雰囲気が物語を生み出すのだろうと思った。
    恩田陸さんの「ムーン・リバー」が一番好きだった。

  • 短編が始まる前の表紙が好き。
    本のデザインも物語と同じくらい大事だなぁと
    改めて思うことができる作品。

    恩田陸さんの「ムーン・リヴァー」が凄すぎた。
    記憶を消して、もう一回初見で読みたくなるほど。

    あとは随筆の
    小山薫堂さんの「旅する日本語」が個人的に好き。
    単行本があるなら購入したいくらい。

    物語の内容としては
    豪華寝台列車「ななつ星」に乗車して始まる物語。
    全部舞台は同じなのに、読むと全然違う作品だから
    飽きないし面白い。
    まるで列車に乗ってる人と同じだなぁと感じました。
    一度は豪華寝台列車に乗ってみたいものですね。

  •  憧れの「ななつ星」に乗車している気持ちになれる作品たち。その中でも面白かったのが川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。新型コロナが流行し、せっかく抽選に当たったのに運行が中止になってしまうのだ。母と娘の初めての旅行。お互いに様々な感情を抱きながらも楽しみにしていたのだ。そして母からの驚きの提案、「リモートでいきましょう」。東京の母と、名古屋の娘がパソコンを見ながらスマホで繋がり、エア旅行が始まった。旅の終わるころには、今まで互いに胸にしまっていた疑問を口にし、それぞれに心の内を知ることになる。なぜもっと早く聞かなかったのだろうと思うことは、自分自身の体験にも重なる。懐かしさや後悔とか、少し心が締め付けられるように感じた。

  • 夜の車窓は大人の青春。夢のヘビーローテーション。たとえが尽きない。

  • 読んでいるうちに穏やかな景色や暖かな空気感、美味しいご飯を自分も一緒に楽しんでいるような気持ちになります。豪華寝台列車、憧れる、、、。

  • 豪華寝台列車「ななつ星」の旅から生まれた5編の物語と2つの随想。
    ななつ星を中心として、大切な人や出来事に想いを馳せる。死別、離婚の話が多かったけれど、どれも前向きになれる話だった。
    川上弘美さんのアクティビティーは太極拳は、リモート旅という設定で1番面白かった。
    列車に乗って、いろいろ考えたり、ぼーっとしながら、旅をしたいなと思った本だった。

  • オムニバス。小説とエッセイ。
    どれも味わい深い。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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