- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163915982
感想・レビュー・書評
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火の粉の発展系。いや、裏バージョンか
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イヤな話でした。
「このカラクリはどうなってるんだろう?」と思っていたところには触れることもなく終わり「あれはカラクリではなかったのか?」と。
そんな・・・ -
田舎出身の女性が老舗能登陶器店に嫁いだときの家族関係にまつわる話。ミステリーと思いきや、通常の小説でがっかり。
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第168回直木賞候補作となったミステリーサスペンス。
毒婦、毒妻、毒親という言葉をしばしば聞くが、この嫁は天然の毒嫁と思いました。
息子を殺されて亡くした父母や義伯母が、息子の嫁に対して疑心暗鬼を募らせていくのにはホラーさすら感じました。
ラストの嫁の独白がきれいごと過ぎるのですが、もう少しぼかしたエンディングの方がイヤミス感が増して、読後の余韻が残ったのではないかと残念でした。 -
珍しいタイプの展開だが謎と緊張が継続し、一気に読める。意外とこの結末もアリだと思う。
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最後に推理小説王道のドンデン返しがある心算だったので、読み方を間違えた?
ただ、無意識か意識的にか分からないけれど、思わせぶりな暗示のような言葉や態度で周囲を操って邪魔者を排除し、悪びれることもなく全てを手に入れた女性の、背筋の凍るホラーな物語だったようにも思えてゾワゾワする。 -
感情の表し方は皆が一様ではないこと、分かっていても自分基準で判断してしまうことの危うさを感じた
悪意を持って放たれた言葉の毒矢が刺さったのは誰か、それが抜けない苦しさも理解できるだけに、みんなが幸せに感じられる日々というのは奇跡のようなバランスで成り立っているように思えた -
途中から、すごい大どんでん返しとかあるのかなーと思いながら読み進めていたら、いつの間にか読み終わっていた。
ある意味どんでん返しなのか?作者から読者へのちょっとした裏切りなのか?こういう終わり方もありなのか?