ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 148
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609017

感想・レビュー・書評

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  • 通常の配架場所→3階開架
    請求記号→019.9//Ta87

  • 最近にわかに知名度を上げている書評ゲーム「ビブリオバトル」の説明本。筆者はビブリオバトルを作った人物である谷口忠大さん。

    ビブリオバトルのルール
    ①発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
    ②順番に一人5分間で本を紹介する。
    ③そけぞけの発表後に参加者全員でディスカッションを2.3分行う。
    ④全ての発表後「どの本が一番読みたくなったか?」を基準に投票を行い、チャンプ本を決める

    本書はビブリオバトルがどのように作られたのかという歴史を解説し、そして現在のビブリオバトルの広がりがどのような状況かを考察しています。

    こういう取り組みって面白そう!

  • ビブリオバトルの公式ルールを初めて知った。

  • 自分が好きな事柄を紹介するのは楽しいし、楽しそうな人を見るのはいいですよね!

  • ビブリオバトルはイベント会場で見たことがある程度だけど,
    実際に興味が出て買った本はなかった。
    もともと研究室で人となりが分かった状態で行っていたものだと知り,
    それならばその人のツボに合ったプレゼンを用意できるし,
    発表者への理解を深めることができるというのだろうなと感じた。
    本が大量に出版されるこの時勢に,人からおすすめされた本というのは読む原動力としては強い。
    自分も興味があるけど,周りでビブリオバトル知ってる人はいなさそうだし自分から積極的にやりたいとも言い難い。
    なかなかジレンマ。

  • 今朝の朝日小学生新聞に「ビブリオバトル」が1面で紹介されていました。というぐらいに急速に普及している書評ゲーム。ルールは単純。ネタバレになるので公式ホームページで確認を。本を通じたコミュニケーションであり、プレゼン能力を高めるのにも有効と思います。誰かやりませんかね。

  • p97
    スピーチ能力を向上させたい人、本を読む習慣をつけたい人、いろいろな人と触れ合いたい人、面白い本に出会いたい人など、様々なニーズを持った人々に楽しんでもらえているのだと思う。
    p125
    ビブリオバトルをやることで、「本を通して、人が見えてくる」という事や、プレゼンテーションスキルが向上してくるということだ。また、インフォーマルコミュニケーション活性化のための有効なツールになる。
    p157
    このように場所だけ用意すれば、コミュニティが生まれるだろうという考えは、極めて楽観的なものに過ぎず、設置した「だけ」では、成果は上がらない。
    p171
    サッカーで言えば、手を使ってはいけない、というのはルールで禁止すべき前者であり、選手の偏ったポジション取りなどは勝敗の側でカバーすべき後者であろう。
    p183
    ビブリオバトルなら読書をみんなで分かち合える。
    p187
    社員研修会や新人教育にビブリオバトルを応用するという利用法も現れている。
    p206
    本をよく読んでいる生徒が、教室の片隅に座っているのではなく、クラスのヒーローになる。そんな世界があってもいいのではないかと思うのだ。

  • ビブリオバトルの考案者がビブリオバトルができたきっかけなどを記している。

    ビブリオバトル自体は面白いんだけれど、この本は微妙である。

    ビブリオバトルのルールは以下のとおりである。
    ①参加者が面白いと思った本を持ってくる。
    ②1人5分間で本を紹介する。
    ③発表に関するディスカッションを2~3分行う。
    ④全員の発表が終わったら「どの本が一番読みたくなったか」を投票する。

    ビブリオバトルの機能は次の4つ。
    ①参加者で本の内容を共用できる
    ②スピーチの訓練になる
    ③いい本が見つかる
    ④お互いの理解が深まる
    →発表者の人となりや個性、知識、背景に関する相互理解が深まる。

    (まっちー)

  • 図書館にて。
    今年のGWにたまたま訪れた広尾の都立図書館で、ビブリオバトルの企画展をやっていたので、初めてこの単語を知りました。
    過去のバトルの映像も流していたのでその会場や発表の様子を知ることができたけれど、ぜひ生で見てみたい、できれば参加してみたいと思いこの本を借りてみました。
    この本では、ビブリオバトルのルールなどの説明はもちろん、ビブリアバトルができるまでのなりたちや、このバトルの効果などがさすが新書という感じで説明されています。理系の研究室から始まったとのこと。びっくり。
    もともと大学から始まっただけあっていろいろな大学や学校、企業などでも取り入れられているようだけれど、一般の人が気楽に参加できるようにならないかなあ。ブクログに登録をしている人たちは、きっと大好きだと思うんだけど…みなさん、一緒にやりませんか??

  • 【新刊情報】ビブリオバトル 019/タ http://tinyurl.com/lloy24n おすすめの1冊を持ち寄り、本の魅力を紹介し合う書評ゲーム「ビブリオバトル」。4つのルール、5分間の熱いプレゼン。ネット時代の新しい本と人との出会いを生む全貌を、ゲーム発案者が描く #安城

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著者プロフィール

立命館大学情報理工学部教授。京都大学大学院工学研究科精密工学専攻博士課程修了。博士(工学)。専門分野は人工知能、創発システム、コミュニケーション場のメカニズムデザイン、記号創発ロボティクス。
著書に『ビブリオバトル――本を知り人を知る書評ゲーム』(文藝春秋、2013年)、『記号創発ロボティクス――知能のメカニズム入門』(講談社、2014年)、『賀茂川コミュニケーション塾――ビブリオバトルから人工知能まで』(世界思想社、2019年)『心を知るための人工知能――認知科学としての記号創発ロボティックス』(共立出版、2020年) などがある。

「2021年 『コミュニケーション場のメカニズムデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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