新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 795
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609031

感想・レビュー・書評

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  • 安倍さんの政治に対する熱意や日本国や国民に対する一貫した姿勢がよくわかる1冊。難しいことは書いてなくて、政治に詳しくない私でも読めた。若者のために書いた本だと最後に書いてあったが、自分自身、今まで政治について何も知ることなく生きてきたことを恥ずかしく思う。日本国の歴史や政治、その背景について、これから知っていきたいと思った。事件が起きてから購入したが、本当に惜しい方を亡くしたと、ご本人もさぞや無念なことと思う。

  • 良くも悪くもこの政治家の小児的な国家観がよく表れた「正直」な本であり、まともな神経を持っていたら人前にさらすのはお恥ずかしいと感じてしまうところを、よくぞ明らかにしてくれたという意味で★5つ。とくに特攻隊について、為政者の無能のために若者を「死なせた」という認識ではなく、〈国のために死ぬことを宿命づけられた特攻隊の若者たち〉〈国家のために進んで身を投じた人たち〉と書いてはばからないあたりが、決定的。

  • 安倍晋三氏の人柄がわかり、難しい話ではなく、素直な心で、先輩を敬い、後輩を大切に育てる、当たり前の道理が、当たり前に行動で表せる、心で感じ取ることが出来る人には参考になる本だと思います。

    平成29年の現在から言えば少し古くなってしまいましたが、戦後レジュームからの脱却など、大きく意見の分かれる問題について、どのように見つめ、心持ちをどこに置くか、考える助けになった気がします。

    これは今ではあまり言われない言葉でですが、根元から芽を出し、派生して枝葉となって色々な政策につながっている事が実感でしました。

    世界が大きく動いている昨今、安倍晋三氏が日本の総理大臣でよかった。

    これは総理大臣になられる前に書かれてる部分が多くあるので、執筆時から現在に至るまで、信念に大きな変化なく、貫かれているのだろうと感じます。

    とてもオススメの一冊でした。

  • 海外の友人が増えてからことさら日本を意識するようになった。日本が好きだ。詳細を全て把握しているわけではないが日本の歴史も、風土も、伝統も、文化も、ごはんも。日本人であることが誇りだ。この国がどこへ向かうのか。大きなビジョンと信念を持った首相を擁することの意義は大きい。一緒に世界で輝く日本へと一歩ずつ歩を進めたい。

  • 安部晋三氏「美しい国へ」の追補完全版。主張がシンプル明快で国民誰にとってもわかりやすいメッセージとなっている。基本理念なくして国家運営なし。

  • 戦後の日本の系譜を父、祖父と総理大臣を務めた家系たる現・内閣総理大臣 安倍晋三が分かりやすく記述している

    本当の問題とはどこにあるのか、

    マスコミがどれだけ「下手な価値観」を作りあげているかというのが

    よくわかる


    安倍総理を批判する人は、これを読んでみて欲しいと思う。

    今の日本が漠然と不安なのなら、何が問題なのか理解するために読んで欲しいと思う。

    今の日本の総理大臣がどんな人間なのか、それを知るために読んで欲しいと思う。

    この本に書いてあることがすべて真実だとは思わない、けれども、事実の一端は確実にあると思う。

    一人でも多くの日本人に読んで欲しい本だと思う。

    感想を一言で述べるなら、
    「覚悟のない人間が覚悟のある人間をの邪魔をするな」

  • ■国

    A.人は何かに帰属してはじめて、自己を確認する。
    一つの選択をすれば、他を捨てることになる。
    なにかに帰属するということは、選択を迫られ、決断をくだすことの繰り返しである。
    帰属するということは、、決断をするさいの基準をもつということである。

    B.外交というのは、まずメッセージが先になければならない。
    交渉はその先の問題である。
    出すべきメッセージを出さなければ、そもそも交渉にならない。
    制裁するかもしれないと思わせることによって、困った相手は、はじめてテーブルにつくのである。

    C.青年の戸惑いは人類の失望をもたらす。
    願わくは、先達が営々賭して築いてきたものが無駄にならないように。:ベンジャミン・ディズレーリ

    D.リベラルという言葉はヨーロッパとアメリカでは、受け取り方が大きく違う。
    ヨーロッパは「個人主義」に近い意味で使われ、アメリカは大きな政府を支持する立場。

    E.外務省の一部の人達は、拉致問題を日朝国交正常化の障害としか、とらえていなかった。
    相手のつくった土俵の上で、相手に気に入られる相撲をとってみせる手法として。

  • 安倍晋三総理が何を求めて政治を行っているのかが分かる一冊。

  • 現総理大臣の安倍さんの本。前回の総理時代に書いた本に加筆したもの。この本を読むと、総理が受け狙いの右翼パフォーマンスをしているわけではないことが解ると思います。201312

  • 51/100
    安倍ちゃん日本愛してるなあ。良かった。
    そういう人が総理大臣で。
    って思えた。

著者プロフィール

安倍晋三(あべ・しんぞう)
1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部政治学科卒業後、神戸製鋼所勤務、父・安倍晋太郎外相の秘書官を経て、1993年衆議院議員初当選。2003年自由民主党幹事長、2005年 内閣官房長官などを歴任。2006年第90代内閣総理大臣に就任し、翌年9月に潰瘍性大腸炎を理由に退陣。2012年12月に第96代内閣総理大臣に就任し、再登板を果たした。その後の国政選挙で勝利を重ね、「安倍1強」と呼ばれる長期政権を築いた。20年9月に持病の悪化で首相を退くまでの連続在職2822日と、第1次内閣を含めた通算在職3188日は、いずれも戦前を含めて歴代最長。第2次内閣以降はデフレ脱却を訴え経済政策「アベノミクス」を推進。憲法解釈を変更し、15年9月に限定的な集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法を成立させた。対外関係では、「地球儀 俯瞰外交」や「自由で開かれたインド太平洋」などを掲げ、首脳外交に尽力。日米豪印4か国の枠組みなど、日本の安全保障に欠かせない米欧諸国との連携の礎を築いた。2022年7月8日奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃され死去。享年67。

「2023年 『安倍晋三 回顧録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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