ブラック企業2 「虐待型管理」の真相 (文春新書 1003)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166610037

感想・レビュー・書評

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  • 事例をあげ手口をより詳細に分析している。
    さらに対策を提案している。
    規制緩和でブラック企業はなくならないというのはなるほどと思った。
    社会人の基準がないゆえに無限の要求をされるというのはうなずかされた。
    共通の基準を作り無限の要求に対抗するという目標は実現してほしい。

  • エコノミックアニマルと揶揄された団塊世代の働き方とは物質的豊かさの保障と実現が裏打ちされたものだったというのは、はっとさせられた。やはり現代の若者の仕事の向き合いかたとは全然違うものだと思った。

  • 若い頃は、サービス残業をしていたし、持ち帰り仕事もしていた。それと今で言うブラック企業とは何が違うだろう。それは、むちゃくちゃ働いていたが、それ相応のペイはあったと思う。今のブラック企業はただただ従業員を遣い潰して行くだけで、将来に明るいものが全くないように気がする。

  • アパレル、不動産業、飲食業などのブラックの実態をとりあげながら、どうしたらブラックがなくなるのか説く。企業ごとの労働組合よりも、欧米型の業種毎の組合の方が、業界の給料基準が決まっていいのではないかと説く。確かにそう思う。

  • 【2015年14冊目】
    Part1の時とは論調が少し変わった気がします。
    今回は著者の主張に概ね同意!

    職務給(同一価値労働同一賃金の原則)の導入もブラック企業対策として有効だろうと思います。
    ただ、企業で働いてると無意味に残業してる、生活残業もまぁまぁいることも分かってくるんですよね。そういうのを野放しにしといていいの?とは思うけど、ブラック企業の規制っていう喫緊の課題の前では大した問題じゃないでしょうね(^^;;

  • 巧妙化するブラック企業の手口。一見華やかな世界に見える世界ほど、どこか無理してるんじゃないかなと思う。

    労働集約型の産業。介護などのサービス業は、コストの大部分がひとでなりたっている。だから、安く使えば利益が出ると言う安易な考え方に立つひとの精神はどんなだろうと思いました。
    ひとが亡くなっているのに、なおかつ亡くなった人を罵る企業。お客様のありがとうを集めれば、自分達のことは二の次と考える企業。社長も重役も貧乏なら納得するかもしれないけど、そんなのは単なる方便。

    嘘や矛盾に気がつく意味でも、ロジカルに物事を考える力がますます大切な気がしてきました。

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著者プロフィール

POSSE代表

「2021年 『POSSE vol.49』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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