世に棲む日日 4 (文春文庫 し 1-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105075

感想・レビュー・書評

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  • #3174ー231ー468

  • どれだけ生きたかじゃなく、どう生きたか。

    ホントにそうね。

  • 新しいことを起こす、権力を握らない、他藩士と交わらない、藩から重役に置かれてもお金がない、城下町一の美人と結婚しながらもほとんど家にいない、海戦の素人にも関わらずいきなり夜戦を決行する、節目節目で詩を読む、折りたたみ三味線を持ち歩く、ことあるごとに芸者と飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ、妾と逃亡、ロックンローラーかと思いきや、ロックンローラー以上の天才



    高杉晋作

  • 幕末の長州藩の物語。吉田松陰から始まった革命も、ついに高杉晋作が成功させる。そして晋作は27歳で死を迎える。人は何かを成すために生まれてくるのではないか、そしてそれを見い出し、実行するために、精一杯生きなければならないのではないかと感じた。おもしろき こともなき世を おもしろく

  • 2019.8.2(金)¥150(-20%)+税。
    2019.8.13(火)。

  • 『世に棲む日々』

    1〜4巻。おばあちゃんの家にあった古い本棚から掘りあてたら偶々ホットな吉田松陰さんや長州の高杉晋作が登場するお話。前に読んだ同じく司馬遼太郎さんの『龍馬がゆく』と時期は一緒だけど、違った視点でみると違う印象を受ける。

    幕末の変動期はやっぱり日本の歴史を大きく変えた時期だと思う。
    時勢、時の勢いというものが少しでも変わっていたら今の日本はどうなっていたんだろう。
    この時期の人間はエネルギーが凄い。特に好きだったのは井上馨。

    興味深かった所は幕末の人たちは鎖国が当たり前のものだと思っていたという話。後から歴史を勉強した僕からすれば江戸幕府が政策上鎖国したっていうのは常識だけど、当時の人からすれば日本でははるか昔からずっと鎖国が続いていたものだと考えられていたらしい。「開国」とは単純に国を開く事では無くてそれまでの世界観を180度回転させることだったのだろう。

    司馬遼太郎では国盗り物語が面白いらしい。また読んでみたい。

  • 同じタイミングで読んでいた藤沢作品と比較すると、どうしても自分の好みの問題もあるが、小説としての冗長さが目に余り★評価は相当に辛目。
    まぁこの冗長さこそがこの作家の特徴であるから、これを受容するか否かという単純な話ではあるとは思うんですが。
    それにしても山県有朋に対する徹底的・粘着的な低評価など、直接見たんかい?と突っ込みも入れたくなる面多々あり、要するに司馬遼節炸裂の作品ではあり、好きな人には堪えられんのではないでしょうかね。

  • 4巻は戦場のシーンが多くて読むのに苦労した。維新は町人、殊に大商人無しにはなり得なかったんだと改めて感じた。歴史に名を残す幕末に志士も商人の財力に後押しされたからこそ志しを遂げられたんだろう。

    高杉晋作は非情に面白い人ではあるけれど、こんな人が身内にいたらさぞや手に負えない事だろう。それでも端で眺めてるぶんには漫画やアクション映画を見ているようで、悪いけどこの人の人生そのものがまるで享楽。

    司馬遼太郎さんの本は初めて読んだけど、人物に対する作者の目線がとても温かい。

  • 全四巻読了。

  • 晋作が革命戦争を起こす。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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