新装版 竜馬がゆく (2) (文春文庫)

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著者 : 司馬遼太郎
  • 文藝春秋 (1998年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105686

新装版 竜馬がゆく (2) (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 剣術の修行を終え土佐に戻った竜馬。ペリー来航以降、外国に対して弱腰になる幕府、さらに安政の大獄から桜田門外の変を経て、いよいよ倒幕の風潮が高まってくる。竜馬自身も自分の成すべきことが徐々に見え始め、最終的には土佐藩を脱藩するところまでがこの2巻で描かれている。竜馬は、日本を変えるためには世界を知ることが重要だと感じ、不得意ながら懸命に学問書を読み、外国の事情に詳しい者をあたって話を聞いた。幕藩体制の封建社会しか知らない竜馬は、士農工商の区別もなく、大統領が国民の投票で決まる世界があるということに衝撃を受けた。現代に活きる我々からすると測り知れない程のカルチャーショックであろう。300年近く続いた社会を変えようと思うだけでも凄いことだが、竜馬は着実に行動に移す。脱藩はその第一歩目なのである。世を憂うだけでなく、憂うような世なら自らの手で変えてしまおうという行動力は現代にも活きる学びである。

  • 土佐山内藩の佐幕派重鎮の吉田東洋暗殺と竜馬脱藩までの第2巻。維新の立役者が続々登場して時勢の慌ただしさがいよいよ顕著となり竜馬もおぼろげながら進む道定めつつある。
    竜馬のカラリとしながらも読めない行動と突き通す信念が凄い。カゾク親戚を不幸にしてまで脱藩する行動力は異常とも言える。
    合間に挿入される竜馬のエピソードが愉快、痛快です。合間に登場する女子たちも華があり良いですね。そしていつもの如く細かな取材による濃密な内容に感心する。

  • 司馬遼太郎の長編時代小説の2巻目

    剣術から政治に関心を持ち出した時代を描いている.
    特に井伊直弼や吉田東洋といった幕府の人間が次々と倒れていくのが時代の変化を物語っていた.
    水原播磨介の護衛から竜馬の思想が少しずつシフトしていったのが面白かった.また,思想の変化から生涯の別れを告げる人が出てきたのも時代性を感じ,切なく思えた.

    司馬遼太郎が歴史小説を書くにあたり史実とか文献を入念にリサーチして書き上げていることに改めて思った.所々作者の解説を見ながらなるほどと当時の情景が頭の中で広がった.そのうえで,作者ならではの心情の解釈・表現をしているところはドラマチックで流石であると感心した.

    さて,いよいよ脱藩をした竜馬.3巻ではさらにどのように動くのだろうか...

  • 「わかりました。讃州丸亀にいつでも捨てる命が一つころがっているとお思いください」

    同志が各地に広がってゆく。

  • 江戸の修行が終わったため前巻ほど多彩な人物交流はないけれど、土佐を中心に幕末へ向けた態度を固めていくストーリー。

  • やっぱり読みやすいです。続き気になる!

  • 土佐勤王党結成から東洋暗殺そして竜馬脱藩の巻。久坂との出会いが脱藩の布石でした。やっと立ち上がったと言ったところかな?中岡マダー?ヽ(・∀・)ノ←

  • 中岡

  • ストーリーの面白みはもちろんのこと、竜馬が少年から青年、大人へと成長していく様も面白い。
    時折はさむ恋沙汰もストーリーを尚面白くしている。
    伏線が繋がり始めた2巻であった。

  • 竜馬が脱藩するまでをまとめた巻。最後の山内容堂が怒っていると言う1文にこれから起きる不穏なものを感じずにはいられない。何度も読んでるのに3巻が楽しみ。

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新装版 竜馬がゆく (2) (文春文庫)の作品紹介

黒船の出現以来、猛然と湧き上ってきた勤王・攘夷の勢力と、巻き返しを図る幕府との抗争は次第に激化してきた。先進の薩摩、長州に遅れまいと、固陋な土佐藩でクーデターを起し、藩ぐるみ勤王化して天下へ押し出そうとする武市半平太のやり方に、限界を感じた坂本竜馬は、さらに大きな飛躍を求めて、ついに脱藩を決意した。

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