新装版 竜馬がゆく (7) (文春文庫) (文春文庫 し 1-73)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105730

感想・レビュー・書評

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  • ※2003.5.25読書のすすめから到着
     2003.6.16読書開始@WASHINGTONへの出張の機内
     2003.6.20読了@成田への機内
     売却済み

  • 海援隊が始動したけれど、これといった活躍はみられないようだ。船を沈没させられての交渉に五代友厚がでてくるけれど、五代といったら裕作、という世代でもある。そして大政奉還にむけて怒涛のように話は進んでいく。船中八策というのもすごい。この人はやはり天才というか、すごい人だったんだよな。

  • p.74
    困った、といったとたん、人間は智恵も分別も出ないようになってしまう。
    p.157
    あれだけの長い酒の座で、ひとことも過去を語らなんだ。ただ将来のみを語った。
    p.379
    洪水を一人でせきとめて別の方向に流してしまうことが、人間、できるものかどうか

    面白くなってきました。次巻でラスト。楽しみです。

  • 船が沈むところは何度みても悲しい

  • めちゃくちゃおもしろかった!大政奉還の案が出たときはマジで痺れた!竜馬の先を見据えて行動してるところがカッコ良すぎる

  • 司馬遼太郎の長編時代小説の7巻目

    長州と幕府の戦いを終えた海援隊,戦には勝ったもののお金に困窮するところから始まる.龍馬の人望と展望でまさかの土佐藩と手を組み,時代の活路を見出そうとする.

    あくまで日本にとっての未来を考えて動く姿は周りに理解されないかもしれないが,本当にかっこいいと思った.芯のある人なのだなと今作でも感じた.一方で中岡慎太郎も行動家で「足で稼ぐ」ように各地各所へ赴き説きまわり,政治を動かす姿も感動した.

    7作にもなると明治維新で活躍する偉人が続々と登場するのも印象に残った.学校で習う歴史の明治の偉人も江戸末期に坂本龍馬と接触・影響を受けて世を動かしたところが面白い.

    世が開けるのももうそろそろに感じた.最終作の8作目も楽しみである.

  • 物語はいよいよ佳境へ。真に動き出した竜馬。この先、どんな描き方をされるのか。楽しみだ。

    物事には時というものがある。
    早すぎても遅すぎてもダメだ。

  • 時勢は利によって動く。

    確かにそうだ。人は、旨味がなければ動かない。これは、人は集団で行動するからだと思う。孤立すればハブられる。富の名目でまとまり、人は動く。

    困ったとは言わない。

    窮地が死地になり、活路が見出せなくなるから。
    窮地であれば、活路はまだある。だから、困ったとは言わない高杉も、己に一本筋を持っている。

    面白き、こともなき世を、おもしろく

    高杉の辞世の句は、生きるとは何かを教えてくれる。

    船中八策は日本酒の名前と思ってたけど、大政奉還後の指針でしたとさ。

  • 革命の時間

  • この巻なんて、主人公の影薄いですなぁ。
    この人物、果たしていかほどの人物だったのかなぁ?無理に大人物に仕立てているように見えなくもなく、それが時代を動かす本当の人物なのかのぅ。
    やっぱりすっきりしない、勝海舟の方が面白そうな人物に思えて仕方ないのだけれども。
    ともかくついに最終巻に突入!

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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