秘密 (文春文庫 ひ 13-1)

著者 :
  • 文藝春秋
3.96
  • (4617)
  • (4356)
  • (3988)
  • (457)
  • (101)
本棚登録 : 42080
感想 : 3313
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110062

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なぜかするすると1日で一気に読んでしまった。
    どんでん返しのような大きな出来事があるわけではないのにどんどん読みたくなってしまったからやはりすごいなあと思った。
    最後のオチもなんだか好きです。
    「終わるのはあっという間」だよな


    ---以下ネタバレ含みます---

    結局娘の魂は戻ってこないということ...?

  • 最後の解釈、凄く迷う。
    ただ、あれが1番平穏な終わり方だったんだろうなって。

  • ベストセラーと言われ、映画化までされた東野圭吾さんの作品。
    去年から東野圭吾さんの描く本の世界にハマった僕も、一瞬で心を掴まれました。
    なんとなくのあらすじは知っていたのですが、やはり東野圭吾さん。
    描写が丁寧で心象的なので感覚的に平介や直子の心情がわかりました。
    最後はハッピーエンドと言っていいのかどうか…。
    ただ平介と直子の途切れることのない不滅の愛を感じました。
    ラストももちろん。
    映画もいいと思いますがぜひ本で読んでもらいたい作品。

  • 事故のシーンや家族愛や悲しみを描かれるシーンでは思わず涙目になってしまった。
    東野圭吾といえばミステリ!って感じだけど、この本に大げさなトリックや事件はない。ただそこに在るのは人間味、というか、人を愛する心をそれぞれが持っているからこそ起こった事実、という感じだった。

    ラストは最初うまく読み解けなかったけど奥さんが娘さんのふりをして第二の人生を始められたってことに旦那さんが気付き、その愛やら自分へのふるまいやらを思い出して泣いたってことだよな…???
    それにしても旦那さんだけが第二の人生を歩めていない気がしてならない(いや、奥さんが消えたフリをしたときに始められてたのかもしれないけど)

    少なくとも私なら耐えられないなって思ってしまった。
    愛にはあふれているけど、どこか寂しさのある小説でした。映画見てみたいなぁ。

  • 東野圭吾の代表作品だが、いろいろと納得できない部分があった。恋愛の物語だからいろんな見方があって仕方ないのだが、かわいそうな主人公が愛する妻に裏切られたようにも感じてしまう。

  • 自分がもし直子、モナミだったらどうしただろうと、小説の世界観にのめり込んでしまいました。どんな結末を迎えるのだろうとすらすら読み進めてしまい、最後はスッキリ、感動しました。

  • 序盤から心を掴まれ、あっという間に一気読みしていた。キャラクターそれぞれが人間味に溢れており、感情移入して泣いたり笑ったり怒ったりしてしまう。
    そしてなんと言っても特筆すべきは、この唯一無二の読後感である。普段同じ本を再読することはないのだが、この本はいつかまた読み直したいと思えた。未読の方はレビューをあまり見ず読むことをおすすめする。

  • 東野圭吾の作品は全体的に好きだが、終わり方が個人的に非常に気持ち悪かった。

  • 交通事故に遭った母娘。体は娘で中身は母とSF風の作品に読むか悩みましたが、夫平介の留守番の様子や事故を知るにいたる描写がとても自然な流れで、気づいたら作品に引き込まれていました。
    娘の体に宿る妻直子とやり取りは面白可笑しいくさえありましたが、見た目は娘でもなお夫婦として関係を維持する二人の夫婦愛に感心です。それでもある時から本当の娘が直子と入れ替わるようになると、物語は切なくなってきます。平介は妻か娘かどちらか片方とした一緒にいることはできない。もちろんどちらがいいかなんて選べない。そもそも事故さえなければそんな選択なんてする必要もなかった。
    娘が戻ってきてうれしいはずなのに素直に喜べない平介一家に涙です。

  • 最後、タイトルの秘密を知った。
    よかった。

全3313件中 171 - 180件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×