秘本三国志 1 (文春文庫 ち 1-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167150068

感想・レビュー・書評

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  • 全6巻。
    三国志。

    一般的に知られてる三国志は
    「三国志演義」っていう講談とかで広まった
    正義の蜀vs悪の魏って構図のお話。

    これは真逆。
    というか必要以上に演出されてる部分をなくして、
    個人的解釈ではあるものの
    本当の歴史を小説にしていこうとしてる感じ。

    なんで劉備はじめ関羽なんてボロクソめだし、
    曹操が主役っぽい。
    そして
    五斗米道がもう一つの主役、メインなのが興味深い。

    文章は読みやすいけど若干淡白。
    泣く程移入はできなかった。

    基本の三国志を知ってから読んだほうが良いと思う。
    ずっとへーって感じ。
    でも基本の三国志の方が夢があってワクワクする。

  • 『蒼天航路』が出るまで、魏ファンを支えた一冊ではないでしょうか。
    そしてこの本のすごいところは、どの陣営も格好いいというところ。
    大好きです。

  • P191、洛陽、わが手にあり
    「そのなかには沙漠的ムードあり、水田的な情緒もあり、
    読者は歴史の壮大さに酔うことになるのだ。」

  • 陳瞬臣さん大好きなんだ…!

  • 三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
    第1巻は、黄巾の乱から、董卓が洛陽を灰にするところまで。

  • 「三国志演義」ではなく、歴史書の「三国志」よりの小説。
    主人公は、五斗米道の教主の妻という少し異質な作品です。
    「三国志演義」をある程度理解してからのほうが、面白く読める作品だと思います。

  • 曹操の視点で描かれているので、これはこれでおもしろい。

  • 下記全巻

  • 三国志モノで、目から鱗、陳 舜臣氏にはまるキッカケとなったシリーズ。
    曹操のファンになり始めたのも、これがキッカケ。
    でも、孔明一番は変わらず〜

  • 吉川英治の三国志を読んだ後にこれを読んでみた。高校2年生の頃。人物がリアリティあります。偏頭痛の曹操、臆病でちょっとずるいところのある劉備。本の匂いにまで魅力を..というと変態ですね。

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著者プロフィール

1924年-2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

「2018年 『方壺園 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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