新装版 御宿かわせみ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168803

感想・レビュー・書評

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  • 初めて手に取った連続歴史小説です。

    お江戸大川端の小さな旅館「御宿かわせみ」の女主人るいとその恋人神林東吾を中心に、幕末の江戸に生きる人々を描いた作品ですが、毎回ちょっとしたミステリー仕立てになっていて、はっきりいってヘタな推理小説より面白い!

    もちろん恋愛要素もあって、語り口も柔らかく、時代物を読みたいけれどどれから手をつけていいのかわからない・・という女性にオススメです。

  • 江戸の小さな宿「かわせみ」を舞台にした捕物帖。人情味溢れる江戸の姿に浸れるところが大好きで新刊が出ると必ず買ってしまう。黒船が来航しても、一向にシリーズが幕末に進まないと思っていたら、いきなり次世代の物語が「新 御宿かわせみ」として始まっていて驚いた。これからもずっと読んでいきたいシリーズ。

  • こういう軽く楽しく読めるものはなかなか貴重です。
    江戸を舞台にした時代小説は割りと好きなのですが、
    なかでも読めばホッとする一作。

  • イマイチはまれなかったなあ。ちょっと期待値が高すぎたのかも。とはいえ、るいと東吾の行く末は気になるからそのうち続編を読んでみよう。

    ちなみに著者は代々木八幡神社の1人娘らしい。9月末に八幡神社で催されるお祭りは神輿や屋台がたくさん出ててとても懐かしい雰囲気がする。

  • 理想の女と理想の男による理想の夫婦がここに。
    もっといちゃいちゃすればいい

  • 御宿かわせみシリーズの第1作。その人気がよくわかる。第1作目から主人公の魅力にひきつけられる。自由気ままな与力の冷や飯食いの”神林東吾”と小さな宿のおかみである元八丁堀の娘である”るい”。その二人の恋物語りも絡めながら、様々な事件を解決していく。江戸の市民の人情にほろりとさせられるお話もあって、心が温かくなる。全編を通して、本来の日本人の気質や在り方を感じる事ができる作品。

  • 江戸時代最後辺りの時代。一旦終わっていますが、子供たちへ物語は移っているらしいです。文庫版しか買わないので分からないんですよ。

  • 非常に長いシリーズ物の時代小説。るいってのがまた艶っぽいいい女でね。
    東吾ってのが竹を割ったようないい男でね。そんな2人のイチャイチャする様を交えながら、物語は進んでいきます。

  • 安心して読めるシリーズ。個人的には東吾より、兄上が好み。

  • 東吾とるいの関係が切なくて、江戸の四季が色鮮やかなシリーズです。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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