新装版 御宿かわせみ (13) 鬼の面 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168940

感想・レビュー・書評

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  • やっと忠三郎捕まった!ずっと気になってた。でも元の話わすれつつあるからもう一回読み直そう。
    みんなご縁がまとまってよかった。
    幸せになってほしい。
    でも「雪の夜ばなし」やら「麻布の秋」やらでまた東吾に心掻き回されて悔しい。るいのことだけを幸せにしてよ。

  • 東吾に想いを寄せていた七重と宗太郎が祝言。るいの気持ちは複雑ですが、るいが身を引くことも出来ず、東吾の気持ちも変わらないのであれば、どこかで思い切ることも必要なので、良かったのではないかと思います。宗太郎の方が私は好きです。だって、東吾はまたふらふらと・・・。 るいを泣かせたくないと思いながら、何故そう流されてしまうのだろう(苦笑)。

  • 七重ちゃんも片付いて良かった。

  • 御宿かわせみシリーズ13巻、「夕涼みの女」「大川の河童」「麻布の秋」「忠三郎転生」「雪の夜ばなし」「鬼の面」「春の寺」7篇。表題作「鬼の面」は、節分に起きた麻苧問屋信濃屋主人・吉三郎が殺され下手人として、かわせみの客・和助が店からしょっぴかれ東吾が真相解明に乗り出す。大川の河童・忠三郎転生・雪の夜ばなしと将軍家御典医・天野宗伯の長男・宗太郎と麻生七重の祝言に至る経過が描かれる。将軍家御典医・天野家の弟子の中に以前の捕物で逃げおせた悪党が紛れ込んでいてびっくり。江戸の情景・情緒が豊かに描かれる。

  • 「夕涼みの女」縮問屋の若旦那が言い交わした娘の家を訪れると、そこに彼女の、幽霊が。親心が分からないでもないけど、若旦那がかわいそう。
    「大川の河童」幸薄い女がかわいそう。だいじに思ってくれるおじさんはいても、弟が…

  • 13
    やっとあの下手人も片付いて(書いてあった通り、源さんも東吾も難儀させられてスッキリ)、こちらもやっとなのか。なんかざーんねーん

  • 雪の夜ばなし  にて天野宗太郎と麻生七重が祝言

  • ・夕涼みの女
    ・大川の河童
    ・麻布の秋
    ・忠三郎転生
    ・雪の夜ばなし
    ・鬼の面
    ・春の寺

  • 御宿かわせみシリーズ短編7編。宗太郎と七重は、その組み合わせがあったかと嬉しくなる。連作でも展開があるとマンネリ防止にいい。次巻でるいと東吾の関係にも変化が起こりそうな含み。今回の作品レベルはそれほどでもないが、内輪ネタが楽しめた。復活予告で気になってた悪役も、やっと登場して極刑になったし(笑)

  • 例によって、御宿「かわせみ」の女主人・るいと、与力の家の次男坊・東吾のお江戸人情捕物帖。この巻、結構進展!東吾のことを好きな兄嫁の妹・七重がついに結婚したり(相手は内緒。結構ビビる)、東吾とるいの結婚を与力の兄が認める発言したり。なかなか面白かった。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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