- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167192273
感想・レビュー・書評
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解説:丸元淑生
初藤沢周平。昔好きだった仲代達矢主演のドラマに原作があったことを思い出し唐突に読む気になった。
人気が高いのも頷ける豊かな描写の数々。ドラマ版よりずっと老いや人間関係へシビアな目を向けていて、むやみにこちらの感情を煽ってこない筆致が好印象だった。ドラマ版がしみじみと人の情に浸らせてくれるとしたら、こちらはほんのひと刷け心を撫でていく感じ。それなのに非常に生々しかったり鮮烈だったりするのですごいなと思う。
ドラマの脚本のすごさも改めて感じた。よくぞこの内容に良質な肥をやり幹や枝葉を育てたものだなあ。
しかし読んでる間中、当時のことを思い返すのか夢見が悪くてしんどかった……。若い頃に見たからかなり細かく覚えていて、同時に見ていた時分の空気や感情がそっくり戻ってくるような感覚が気持ち悪かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心境が近くとても面白く読ませてもらった。
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隠居(といっても、時代背景から、50台前半)の主人公。
NHK、BSでもテレビドラマ化。
「人は、生涯、成長できる。」というテーマを読み取った。 -
内容紹介
日残りて昏るるに未だ遠し――家督をゆずり、離れで隠棲の日をおくる清左衛門は、日録を記すことを自らに課した。世間から隔てられた寂寥感、老いた身を襲う悔恨。しかし藩の執政府は紛糾の渦中にあった。老いゆく日々の命の輝きを、いぶし銀にも似た見事な筆で描く傑作長篇小説。
仲代達矢、北大路欣也主演による映像化も話題に。 解説:丸本淑生 -
2018.10.1(月)¥100(-15%引き)+税。
2018.10.27(土)。 -
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内容(「BOOK」データベースより)
日残りて昏るるに未だ遠し―。家督をゆずり、離れに起臥する隠居の身となった三屋清左衛門は、日録を記すことを自らに課した。世間から隔てられた寂寥感、老いた身を襲う悔恨。しかし、藩の執政府は紛糾の渦中にあったのである。老いゆく日々の命のかがやきを、いぶし銀にも似た見事な筆で描く傑作長篇小説。