三屋清左衛門残日録 (文春文庫 ふ 1-27)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1157
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167192273

感想・レビュー・書評

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  • こちらも好きな一冊。
    時々読み返しています。

  • 連作短編でひとつの物語になっていて登場人物が同じなので読みやすい。
    隠居の清左衛門と嫁とのやり取りが好ましい。

  • 080529(n 080603)

  • さっぱりとして読みやすい。
    そしてなぜかもう一度最初から読みたくなる。
    最後におなかの中にぽとっと落ちて
    ゆっくりとじわじわと暖かくなる。

  • このところすっかり藤沢周平モードに入ってしまった。
    藩の用人を勤めていた三屋清左衛門の隠居後の物語である。タイトルの如く暗い話かと思いきやさにあらずで、幼なじみとの友情、隠居後も続く藩主や藩の要職からの頼まれ事、なじみの店や再開した剣術道場通いで新たに生まれた人たちとのつき会いといった日々の出来事と若い頃の記憶・回想とがこのところにわかに活発になってきた藩内2派閥の対立に伴う事件とうまく絡み合って、絶妙なストーリーに仕上がっている。清左衛門の名のとおり凛々しく清々しい生き方に読み終わってから爽やかな気分にさせられる。
    若い人も十分に楽しめる良質の小説と思う。

  • 以前、仲代達也主演でNHKドラマ化されたこともあり、藤沢ファンなじみの作品。

  • 隠居した武士の話。一線を退いた後の社会とのかかわり方や、ヨメとの接し方に味わいがある。


  • 自分が定年を迎えた時にはどんな人間になっているんだろう。清左衛門のように、もう隠居の身だからとしがみつくこともなく威を振りかざすこともなくきちんと一線を引けているんだろうか。

    自分が50歳になり、60歳になって、定年を迎える頃に読むと本当に染みるんだろうな…。

  • test 「レビュー」を書くということは・・・。

  • 乾いた土にやさしく雨がしみこむように、心にしみいる小説。簡潔であたたかい文章が美しく、音読したくなります。再読すればするほど感動がます、大人のための物語。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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