日本国の研究 (文春文庫 い 17-8)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167431082

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  • 特殊法人、公益法人を通じて税金の無駄遣いが増幅・継続されていく。その仕組みを丹念に調査し、わかりやすく告発した書籍。著者の猪瀬直樹氏が後年道路公団民営化推進委員として起用されるきっかけにもなった一書。あえて歴史ジャンルに入れた。

  • この一冊を読めばニッポンっていうのがどういう国であるかってほとんどワカル。わかったところで変わらないニッポン人というところもワカル。変わらなきゃって思わなきゃいけないというところもワカル。しかしどうしようもない島国ニッポン村社会の縮図が描かれていてこの国はどうなっちゃうんだという不安が相当残る。健全であってほしい。健全であってほしい。そう願うばかりです。

  • 当時の状況がどうだったのかの一部がよくわかる。初めて知ったことも結構あった。

  • 道路や杉といった「記号」がこの国の利権
    の巣窟であることを指摘。ただし、今となってはつまらない(笑)出版当初は衝撃があったかもしれないが。

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著者プロフィール

猪瀬直樹
一九四六年長野県生まれ。作家。八七年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。九六年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。二〇〇二年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。〇七年、東京都副知事に任命される。一二年、東京都知事に就任。一三年、辞任。一五年、大阪府・市特別顧問就任。主な著書に『天皇の影法師』『昭和16年夏の敗戦』『黒船の世紀』『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』のほか、『日本の近代 猪瀬直樹著作集』(全一二巻、電子版全一六巻)がある。近著に『日本国・不安の研究』『昭和23年冬の暗号』など。二〇二二年から参議院議員。

「2023年 『太陽の男 石原慎太郎伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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