陰陽師 天鼓ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-24)

著者 :
  • 文藝春秋
3.87
  • (68)
  • (106)
  • (97)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 1096
感想 : 103
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528249

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 安倍晴明ってなんかひかれるものがあり、博雅もひかれるものがあり。
    ふたりの掛け合いになんだか温かみをかんじ
    平安の不思議な気にあてられて
    あっという間に読み進めてしまう
    そんな作品の一つです。
    今回は蝉丸が結構でてきたかな。

  • 面白かったー。清明と博雅のコンビ大好きだ。

  • うむ。今、「逆髪の女」を読み返して、ホロッときていました。

    「ものまね博雅」や、「鏡童子」など小品も、いい感じです。
    ただ、これこの本のラスト2編。つまり、ラスト2編が連続で小品。
    作品の並べ方は、もうちょっと工夫してもいい気がします。

  • なあ、晴明よ。ーー
    人という器は、あまりに多くの悲しみに満たされると、心を亡くしてしまうのだなーー

  • 2013/05/31 いつもの安定感。

  • ☆3.9
    あっさり読めて面白い。清明・博雅、いつも通りの二人。
    それにしても博雅は素直な良い子(?)だなぁ。これだから清明とも付き合えるんだろうとおもってしまう。

    「ゆくか」
    「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。


    の流れが好き。

  • 四季の風情を見つつ、酒をほろほろ飲みながら、あやしの話を聞いて、二人でふらっとでかけてゆく。
    永遠のマンネリだけど、いつでもすんなり世界へ没入できるマンネリ。
    「呪の話をするな」と拒否反応する博雅が、とても可愛くてよい。
    拒否する割りに、一番深奥に近い接し方をしているのに。とにかくフラットな対応でくるからですか?妖の出来事に対して。

    男と女の恋情ゆえの、鬼と化ける話が印象深い。これも、古今東西の鉄板の話。
    「炎情観音」がこわさとかなしさで、印象深いです。

  • 蝉丸さんが出張った短編集。博雅と晴明は相変わらずいい関係。ラスト2編が博雅が災難に遭う話で、もちろん晴明が颯爽と(笑)救ってくれる。博雅さんは神やら鬼やらいろんなものに好かれ過ぎていると思う。でもその筆頭は晴明なんだよな。

  • 2013/3/7購入

  • 「博雅よ、それはそうとしてもだ。おれには、もうひとつ、生きてゆくに必要なものがある────」
    「何だ?」
    「おまえさ、博雅」


    どうしてくれよう、この男ふたり。
    薄い本、作っていいですか。(今更)

全103件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢枕獏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×