陰陽師 天鼓ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-24)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528249

感想・レビュー・書評

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  • 百人一首でおなじみ蝉丸法師が主役となっている『逆髪の女』が、特にお気に入りです。

  • 毎々このシリーズを読むと(いうより見る感覚に近いかも)、タイムスリップをしたくなる。私も月夜の晩に花の香りを嗅ぎながら、露とか感じながら、花びら散るのみながら、笛と琵琶の音を聞きたい。お酒も美味しいことでしょう。

  • いつも通り。晴明も博雅も大好き

  • 良い♪  あいかわらず良い♪
    神の存在、仏の存在、人の存在  奥の深い情緒深い寓話なのにエンタメしてるとこがたまらない♪

  • 短めの話が何本も載っているので時間の間で読めるのがいいですね。
    二人の夫婦ぶりが堂に入ってしまっている。

  • 安定して面白い。これを読む度、京都に行きたくなる。

  • 陰陽師シリーズの中編〜短編集。短い話ということもあって、また、シリーズを重ねてきていることもあって、晴明や博雅の人物に関する描写は少なく(ほとんどなく)エピソード、謎解きに関する部分がほとんどになっています。それでも、とくに博雅の「いい漢」ぶりは健在で、やるせなかったりするエピソードの多いなかで、ほんわかする話や場面をつくってくれています。

  • 鏡童子が良かったな。夢幻彷徨記の味わい。

  • 作品は「瓶博士」「器」「紛い菩薩」「炎情観音」「霹靂神」「逆髪の女」「ものまね博雅」「鏡童子」の8つ。

    相変わらず人の情が絡む作品が好きである。今回でいえば「器」「逆髪の女」

    「言葉というものは、心を盛るための器なのだ」

    こんなやりとりから始まる「器」は、哀しく、切ないだけではない陰陽師らしい作品。

  • 不思議と、どこか暖かみを感じる平安の闇の物語を描いたシリーズ。
    ここ最近は、蝉丸さんの話題が多いようにも感じます。

    ゆるやかな時間につつまれて、笛と琵琶の音を聞いてみたいですね。
    その傍らに酒と蜜虫さんがいてくれたら、、幽玄ですかね、なんて。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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