- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167622107
感想・レビュー・書評
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1/4飛行機の仲で読了。飛行機と言えば私の中ではナンシー関なのだ。リリーフランキーが初めてちょっとだけいいと思うくらい、ナンシーのことを敬愛しているのが伝わってきてよかった。やぱおもしろいなあ。この人。そしてコラムからは見えない、やさしい人柄ってのもまた。
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「ナンシー関」と「リリー・フランキー」の対談集『小さなスナック』を読みました。
ちょっとハードな本を読んだあとだったので、軽い読み物がイイなぁ… と思い、本書を選択しました。
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小1の時、赤痢で隔離された「リリー・フランキー」と、小5の時、水疱瘡をうつして、友達の修学旅行を台無しにした「ナンシー関」が、絶妙な立ち位置から繰り出す伝染病に、カレーに、中国、「福田和子」…。
苔むす間もなく話題は転がり、思えば遠くへ来たけれど、そこに広がる風景は、ポジティブ世代に贈る妄想と諦念の荒野。
二人の最初で最後の対談集。
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外国人のような名前の、個性的な日本人二人の対談集。
二人の名前の由来も紹介されていました。
二人とも、長く活躍することは想定しておらず、あまり深く考えた名前じゃなかったようですね。
久しぶりに声を出して笑いながら読める作品でした。
でも、面白かったぁ… という印象は強いものの、内容は… と問われると、あまり覚えていない。
そういう類の読み物なんでしょうが、愉しめたから、まっ、イイですね。
二人の人柄も良くわかった感じがするし。
対談毎に、必ず二人のイラスト(消しゴム版画)が載っていました。
それぞれ、個性的でイイですね。
この対談は、2000年9月から月刊誌「CREA」に連載されていたようですが、連載中に「ナンシー関」が亡くなってしまったので、2002年8月への掲載を最後に連載は中止。
本書のラストは「リリー・フランキー」による追悼文となっていました。
亡くなってから、もう10年近くになるんですねぇ。 -
二人の不毛だけど、たまに深みのあるお話がおもしろいです。連載中にナンシーさんが亡くなったのを受けて、リリーさんが追悼文を書いていますが、本当にまだまだ続いてほしかったですね。
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リリー・フランキーと今は亡き、ナンシー関のとっても肩の力の抜けた他愛のない対談(お喋り)集。
さすがのお二方の何気ない話題からの鋭い考察。かつ小気味良い語り口が楽しい一冊。 -
女性誌『CREA』に連載されていたリリー・フランキーとナンシー関の対談本。
ゆるい2人のやり取りはテンポ良くさくさく読めてしまった。
「すごいおとなしそうで真面目に働いてるF」とか「お父さんが官僚なのにF」とかかなりツボでした(笑)
文庫版ならではのリリー・フランキーの後書きにも泣かされました。 -
没後10年にしてナンシー熱が再燃し、再読。面白すぎます。2人の視点が大好きです。ナンシーさんは亡くなって惜しい人ベスト1です。しかしリリーさんのぶっ飛びぶりも素晴らしい。リリーさんの本も読まなければ。
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ゆるそうだけど、シビアで楽しい対談だった。これを読んでから「東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン 」を読んだ。
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とにかく笑える本
くすくす笑えて元気が出る
ふたりからしたら若者である私としては耳の痛い話もあったけど
それにしてもふたりの観察力とか洞察力には驚き
話がどんどん掘り下がって深いものになっていく
最後は…泣いてしまうけれど。
ふたりとも辛口みたく言われてるけど実はとてもやさしいんです
それにしても1冊の本で笑わせることもできるし泣かせることもできる人はすごいと思った -
雑誌「クレア」で連載されたナンシー関と
リリー・フランキーの対談集。
「マジョリティ」、「メインストリーム」、
「世の中で良しとされているもの」
これらのものに対するモヤモヤとした違和感を持つも、
言葉でなんと表現したらよいかイーッとなった時、
ナンシー関はいつも的確に喝破してくれてスッキリしたものだ。
巻末に、連載中に急逝したナンシーへの
リリーさんの追悼文と文庫版あとがきがある。
もう 9 年になるのだなぁ。
ボン研究所の最後のコラムで、
「今年は書きたいと思うネタがGWに集中してるかも。
まだ何かあるな。誰か死ぬか?」て書いてるのを見て、
泣き笑い顔になったのを思い出す。
合掌。