増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫) (文春文庫 フ 1-4)
- 文藝春秋 (2003年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (597ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167651336
感想・レビュー・書評
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読み終わるまで長かった。。。しかし大きな変化が起きない避難生活の日記の最後のあとがきで受ける衝撃が半端ない。
今もロシアがウクライナと戦争してるが、その理由もよくわからない。それなのに多くの人が死ぬって。戦争ってなんなんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
じっくりと読んだのは初めてでした。隠れ家で過ごした二年間の様子と心境が、眼前に広がってきます。若干14歳くらいでこれだけの文章が書けることにまず驚愕します。そして、生きていたらどれだけ素晴らしい大人になっていたか、残念でなりません。アンネの分も日々感謝して精一杯生きなければと痛切に思わせてくれました。
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私にはこの本の文学的価値がわからなかった。
不幸な事は突然生じる、それが学べたこと。 -
3.89/2878
商品説明
「『アンネの日記』が最初に世に出たのは1947年。そして91年に、47年版でカットされていたアンネの人間味あふれる記述(鋭い批判精神や性のめざめ、など)を復活させた「完全版」が出版された。この「増補新訂版」は、98年に新たに発見された5ページ分を加え、翻訳資料をさらに徹底させたもの。まさに「アンネの日記・決定版」といえる。
イラク戦争を目の当たりにした今、本書が単なる歴史の記録でないのは明らかだ(2003年4月)。戦争に突き進む不寛容、抹殺される恐怖、惨めな状況でも楽しみを見つけようとする人々。アンネが日記に向かっていた60年前と、今日の世界とでは、どれほどの違いがあるというのか。14、5歳の少女が、ここまで世界と人間の「変わらぬ姿」を浮き彫りにしたことに驚くほかはない。「どんな不幸のなかにも美しいものが残っている。美しいもののことを考えれば、しあわせになれる」というくだりは、とくに胸を打つ。このおしゃまな少女は、他人の痛みを知るといった経験をとおして、豊かな大人の女性にまちがいなく成長したはずだ。その可能性をあっけなく、不当にも奪う戦争。『アンネの日記』は私たちの視線を、アンネの世界を越えて人間の愚かしさへと向ける。(小林千枝子)」(「Amazon」サイトより)
冒頭
『一九四二年六月十二日
あなたになら、これまでだれにも打ち明けられなかったことを、なにもかもお話しできそうです。どうかわたしのために、大きな心の支えと慰めになってくださいね。』
原書名:『Het Achterhuis』(英語版:『The Diary of a Young Girl』『The Diary of Anne Frank』)
著者:アンネ・フランク (Anne Frank)
訳者:深町 眞理子
出版社 : 文藝春秋
文庫 : 597ページ
メモ:
・100分de名著 36 『アンネの日記』 2014年8月
・20世紀の100冊(Le Monde)「Le Monde's 100 Books of the Century」
・一生のうちに読むべき100冊(Amazon.com)「100 Books to Read in a Lifetime」 -
第二次世界大戦中、オランダの隠れ家での暮らしぶりを赤裸に語った中学生年代の日記。ユダヤ人の迫害の歴史。
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読んでいたけど途中挫折…
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恐らく初めて読んだ伝記。伝記にハマったきっかけ。小学生の当時は、実際にこういう経験をした人がいるのか…となんとも複雑な気持ちになったなぁ。
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アンネは賢い人だったんだな。子供とは思えない思索。若さ故の青っぽさもあって、瑞々しい。もし生きていたら、とても良い書き手になってたんじゃないかな。