きれぎれ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 197
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167653033

感想・レビュー・書評

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  • 頭おかしいよ!書いた人も読んだ人も。妄想はさ、そこで生きてれば現実でいいと思う。

  • 100413(a 100817)

  • 文庫本「くっすん大黒」に続いて読んだ。

    収録された「きれぎれ」と「人生の聖」ともに
    どうしようもなさに、勝手に共感しながら読んでしまった。

  • 自身の頭の中がきれぎれで、だから今夜はこの『きれぎれ』で混沌としたまま眠りたい、と。「きれぎれ」「人生の聖」の2篇。解説は池澤夏樹。明日の朝には、私のきれぎれの欠片がくっついて、違うものになり変わっていそうな気がする。この人の文体には、そういう「何か」が宿っている。

  • くわくわ

  • 浦野所有。

    いつか読もうと思っていた町田康。アマゾンなどでみると、芥川賞受賞作の「きれぎれ」はあまり評判よくないですね。「もっと別の作品に町田康の神髄がある」というコメントがかなり多く見られました。

    私も、「きれぎれ」と、カップリングされている「人生の聖」の2作を読んだだけですが、後者のほうがおもしろかったですね。純粋に、その独特の世界観を楽しめました。

    それにしても町田康は独特だなぁ。ストーリー性が薄いというか、主人公が実際に目にしたこと、過去の思い出、妄想などが、主人公が見たり考えたりした順番に淡々と書き綴られていく。そんな文体だったんですね。

    あまりにも独特すぎて、非常に読みにくいです。

  • ぶっとんでます。ええ。わたしとしてはきれぎれよりも人生の聖のが好きでしたが、これはなんなんでしょう。文学作品を読んでいるのかその人の脳みその中をそのままのぞき込んでいるような、ぐちゃぐちゃとして理路整然としていない感じだったのですが、そのリズム感というか作品の持つ魅力なんでしょうけれどもそれにとりつかれつつ結局読み終わってしまったという感じです。
    きっと嫌いな人はすごく嫌いなんでしょう。

  • 若い友人が、複数大プッシュしていたため、一度読んでみたかった。
    う~ん(笑)。個性的、は確かです。
    幻想的なようでいて、妙なところでとてもリアル。
    若いファンが多いの、わかります。私は・・・どうしましょう。もう一冊くらいは。

  • グネグネぶっ飛んでます。

    町田康の作品は独特のリズム感があって、
    なんだかコンセプト・アルバムの歌詞を読み込んでる気分になる。
    これも一冊通してそんな感じ。

  • 素晴らしい日本語力。そして想像力とセンス。突き放して惹きつける。振り返ると、青空。きれぎれになって腐敗していて。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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