きれぎれ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2165
感想 : 197
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167653033

感想・レビュー・書評

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  • 読んでて辛くなってきたので、途中で断念。いつかまた読むのか?

  • 口語的文章、古典的語彙。普通に読み進めようとすると訳分からんこと山の如し。一ページで断念しそうになった。読み進める困難さは既読の本でダントツトップ。
    堕落した主人公の堕落した思考、行動が描かれている。それが現実世界の出来事なのか、妄想の暴走なのか判別するのが難しい。
    まずは、語彙を増やさねば、と思いました。ゴロゴ13読もっかな。

  • INUから入った。
    リズムについていけず、一時期中断。
    なぜか二度目はすんなり読めた。
    残念な事に僕はどこからが妄想、現実がわからなかったのでもう一度読みたい。いつか。

  • p37
    「やはり鰻はこうやってちゅるちゅる吸って食うのが一番旨いですね」

  • 死体のにおい嗅いだことないけど死体のにおいがしそうな場面に、青空に腐敗って付け加えるセンスにぞくぞくする。町田康の小説は自分では絶対思いつかないのに、文字におこされると何かしら共感できるのがすげえ

  • 収録されている『きれぎれ』『人生の聖』共に、やはりダメ人間が沢山登場。
    底辺だけど抜け出したいけど抜ける気力もないしとりあえずこのままで、
    というスタンスの人々が真理っぽいのに触れる。「ストック」の「執行」が気になる。

    MVP:なし

  • 「青空。きれぎれになって腐敗していて。」っていう最後の文章、かっこいいです。踏んだりけったりな感じで話が進むんだけど、最後らへんにはなんかもう諦観の念というかそういう境地に至ってまあこれでいいや的な感じで終わるんだと思いました。その最後の、まあいいやって感じと青空の感じがなんかすごいぜ、みたいな感じ。もう一回読もう

  • とりあえず表題作だけ読む。序盤のシュールなイメージのめまぐるしさはさすがに辛いw 全体的に見ても町田康作品の中では場面転換が多い方だと思う。町田康は同じ場所でうだうだどうでもいいことを悩んでいる時の文章が一番輝いているのだけど。芥川賞、うーん。
    一番好きなシーンは吉原の後ろを猛スピードでお百度参りする婆。

  • 高校生の頃に買って途中で挫折。そして再読。
    著者はロックシンガー町田康。いい味出してる作品。
    主人公の堕落を、無様を嘲笑える。

  • 想像力が追い付かないのでツン読。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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