ドラママチ (文春文庫 か 32-6)

著者 :
  • 文藝春秋
3.32
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本棚登録 : 2013
感想 : 217
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167672065

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  • タイムリー。

  • 高円寺、荻窪、吉祥寺、東京・中央線沿線の街を舞台に、ほんの少しの変化を待ち望む女たちの姿を描く短編集。
    待つ女たちのジレンマがなんとも歯がゆい。現代の女性は、どの分野でも積極的だ。なぜ一歩を踏み出せないのか、待つことに美学があるのか。角田作品には珍しく、共感できない女性たちばかりだった。

  • どのお話も現状に満足していない人々達をうつうつと書いている。それがまたリアル。きっと世の中こういう人で溢れているはず。この曇ったような雰囲気が好きです。
    どうでもいいけどメニューをメニュウと書いてあるのがどこか可愛いく丁寧な感じで気に入った。
    ゴールマチがどうなったのか気になってしょうがない。

  • 角田光代は長編かなあ。登場人物がどうにも浅くてしんどい。

  • 8編のうち前半4編はゴールの見えないような感じの終わりかたですっきりしなかったが、後半4編は希望のある終わりかたで良かった。みんな自分が何を欲しているのか自身でもわかっていなくて、流されるように生きているように感じてイライラしたりもどかしかったり。『ドラママチ』が一番共感できた。

  • 2015/09/30 読了

  • 2014.12.25
    (308P)

  • #bookoff

  • イマイチ、同情はするけど共感できない。残念だけど

  • 単調な生活を変える、何かを「待っている」女性たちの想いが、痛いほど胸に響く。「私たちを幸せにするのは結婚でも恋愛でもない。」って、名言やわ☆

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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