- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167711061
感想・レビュー・書評
-
年の暮れに一気読み。夢も希望も失くしました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上巻へ
-
長め、途中からオチが予想出来てしまった
-
五人の登場人物が交錯してくる。
何もない町?に住んでる
いや、モンモンとした人たちのありそうな生活が描かれていて、うん。ありそうだなぁと思うけど。
結末はちょっと強引な感じがしました。
でも面白いですよ! -
ある田舎町、娯楽といえば大型ショッピングモールくらいなもの。雪と住民の憂鬱は毎日降り積もり、心はこの町と同様に色を失っている。
元暴走族のインチキセールスマンや、生活保護受給者、役所、進学塾に通う女子高生に新興宗教団体、果てには市議会議員や人妻売春まで、無関係だったはずの各々の歯車は、僅かずつの共通点をきっかけにしっかりと噛み合うようになり、一点に帰結する。
終焉に向かう過程が簡潔な気もするけれど、テンポの良い場面転換で、終焉までの過程に長さは感じなかった。 -
1510 救いの無い、まさにどん詰まりの物語。スピード感はあったが、最後は鬱屈さに胃もたれ感も。。。
-
5人ともヒドい。
一番ヒドいと思われる族の兄ちゃんが 人として一番未来が
ある気がした。
人生の崩壊5人分で 読後少々憂鬱。
スリルとスピード感はさすが奥田氏。 -
毎日が記憶にないほどの冷え込みと天候の悪さが続く地方都市・ゆめの市。登場人物の思考も、心の軋みに耐えられなくなり、悪い方へ悪い方へ落ちていく。
このどん詰まり感をどんな形で終息させるのかが最大のみどころ。そして、その期待を裏切ることなく、見事に大掛かりなアクションシーンとともに結末を迎えました。帯の文句とおり、一気読みで寝不足間違いなし。読み応え大満足のエンターテイメント作品。