スタア・バーへ、ようこそ (文春文庫PLUS 20-29)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167713102

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  • アペリティフ、デジデスティフ、オールデイ、ナイトキャップ

    ビルドー直接お酒などを注ぐ
    ステアーバースプーンでかき混ぜて冷やす
    シェーク、振って混ぜる
    エレクトリックブランド、ミキサーで混ぜる

    シェーカーは泡が出るのがステアとの違い

  • IBAの世界カクテルコンクールで世界チャンピオンとなり、銀座で15年以上バーを経営している岸さんの、バーに関する入門書。
    バーに行ってみたいけれど、どう振る舞えば良いか分からない、気後れする、といった理由からなかなか扉を開けることができない人には、素晴らしいきっかけの一冊だと思う。

    何を頼めばいいか、お酒は飲めないが大丈夫か、どう飲めばいいか、マドラーやストローはどうすれば良いか……分からないことは聞けば良いと、丁寧に教えてくれる。
    お酒について、カクテルについて、バーという空間・仕事について、お客さんに対する接し方について、岸さんが日頃どれだけ考え、気を配っているかが伝わってくる。

  • ウイスキーやカクテルのことが例えを交えながら、わかりやすく記されている。何も知らなかった私にとっては、ちょうど良い初心者本だった。スタアバーに行っても、こんなふうにかみくだいて教えてくれるんだろうな。
    お酒やBARに対する、マスターの真摯なこだわりが見えてきて、ほほうと感心させられる。

    スタアバーにいつか行ってみたい!
    肩肘張らずに飲めばいいんだろうけれど、たぶん緊張しちゃうんだろうな。

  •  同じカクテルをオーダしても、店ごとに味が多様だといつも気付かされる。

     たとえレシピが同じであっても、シェイク、ステアの仕方で味が変わるのはもちろん、氷やグラスの形状も影響するようだ。さらにそれを飲む環境も大きく影響することに気付かされる。

     著者が、店の雰囲気、バーテンダーの所作というソフト的な要素への配慮をいかに大切にしているかが伝わってくる。お酒の説明はもちろん、それらの説明に多くのページ数を割いていることからも推察できる。

     単に美味しいお酒を出すことだけを、目的とするのではなく、美味しいお酒を楽しめる環境を作り出すことを目的としているところに、技術者としての矜持を感じた。

  • 小難しいことも最小限に書かれているので、
    酒飲みには役に立つ一冊。

    バーボンソーダには、バーボンを冷凍しておくこと。
    (冷凍に向かないバーボンもあるので注意)

    銀座、という特別な場所のバーなので、
    その場所ならではのお話ももっと読みたかったところ
    だけど、これはまあ良いか。
    とにかく、まずはスタアバーに行ってみようか。

  • 手が空いたら読むつもり。

  • 銀座のバーの人のはなし。
    一度連れて行ってもらったのですが、
    あまり深く考えていなかった…。

  • タイトルと装丁から想像すると、小説かなと思うけれど、
    中身は堅実なノンフィクションです。

    銀座にあるバーのオーナ、岸さんが語る、
    お酒の種類、お酒の歴史、バーテンダーという仕事
    スタア・バーの慣習が、銀座という街が、
    柔らかい語り口で丁寧に記されています。
    読んでると、直接お話ししてる気分になるほど。

    お店がカクテル中心ということなので、
    その技術や道具のことも教えてくれます。
    特に、氷が何より大好きで大事ということで、
    氷のことが何ページにもわたって説明されています。
    ブリリアントという、オリジナルの角氷を手で削ったというのを見てみたい!

    すっかり、スタア・バーのファンになってしまいました。
    行ったことないけど(笑)

  • 氷ひとつ、おしぼりひとつ、グラスひとつにも細やかな影の心配りあり。お店に行ったらこれらを使うのも楽しみです。
    http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage045.htm

  • バーに行きたくなる。
    気軽に飲みたい。

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著者プロフィール

一般財団法人カクテル文化振興会理事長。「スタア・バー」のオーナー兼マスターバーテンダー。銀座の会員制老舗バーで修行中に、各種カクテル・コンベンション全日本大会で5回優勝。1996年、カクテル界で最も権威がある「IBA世界カクテルコンクール」のロングドリンク部門で日本人初の世界チャンピオンになる。2008年、卓越技術者として「現代の名工」をバーテンダーとして初めて受賞。2014年秋、黄綬褒章を受賞。

「2018年 『デス・アンド・コー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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