シティ・マラソンズ (文春文庫 み 36-3)

著者 : 三浦しをん あさのあつこ 近藤史恵

• 文藝春秋 (2013年3月8日発売)

感想・レビュー・書評

[987さんの感想 · 2014年3月21日]

三浦しをんさんの話をネットで読んで、購入。
走るのは楽しそう。

[insectofbooksさんの感想 · 2014年3月16日]

いつまでだって走っていい。年を取っても、体が不自由でも、ものすごく足が遅くても。
がむしゃらに努力するばかりでなく、かといって手も抜かず、…
うまくいかない苦しみも哀しみも悔しさもある。けれど、忘れてはいけなかった。それらすべてを受け入れてなお、働き、走り、考えつづけて生きる毎日を、体と心は求めてやまないのだということを。（純白のライン 三浦しをん）

少しずつ、わかっていきます。それしかないですから。（フィニッシュゲートから あさのあつこ）

少し前なら卑屈な受け取り方しかできなかったかもしれない。今でも素直に受け入れるのには、少し心の手続きがいる。（金色の風 近藤史恵）

[iyoharuka13さんの感想 · 2014年3月9日]

ニューヨーク、東京、パリ、三都市のシティマラソンを舞台に、３人の作家が元アスリートの再スタートを描く。
私はやっぱり三浦しをんさんの「純白のライン」がベスト。人物描写だけでなく、街の息吹きも伝わってくる。「風が強く吹いている」でも感じた、ランナーと同じ風を感じるみたいな。長距離競技にありがちな哲学っぽさがないのもいい。

[とろろこんさんの感想 · 2014年3月4日]

ニューヨークで走ってみたい！

[takoraさんの感想 · 2014年2月5日]

感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201402/article_2.html

[春峯堂さんの感想 · 2014年1月26日]

三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵によるマラソンをテーマにした短編集。
元はアシックスの企画だったようですが、なかなかの読み応えでした。
私的には・・・三浦しをんの「純白のライン」が、一番グッときましたね(^_^;)

[梅さんの感想 · 2014年1月12日]

かるーく読めて、爽快感たっぷり。そして”私もがんばろう”ってちょっと前を向けるよい本でした。
普段はジョギングやトレイルが多いけど、シティマラソンのあのお祭りに参加しているような独特な高揚感、走ることでその街を自分の足で踏破する達成感がありありと伝わってきて、海外のシティマラソンにエントリーしてみたくなりました。市民ランナー万歳★

[mizunikatamukuさんの感想 · 2014年1月7日]

がむしゃらな人生に立ち止まり、ちょっと一息…。そしてそれぞれのシティ・マラソンを転機に、一人一人が見つけるのは新たな心の許容なのかなぁ♪。読後の余韻をとても清々しくさせてくれる三つの短編。

[az_michiさんの感想 · 2013年12月19日]

どの作品も、それぞれのカラーが出てて面白かった！三浦しをんさんはまだ数作品しか読んだことないから、もっといろいろ読みたいな。

近藤史恵さん作品が一番好き。空気感、場面、感情の表現が要所要所でホントぐっとくる。

走るの苦手なくせに走りたくなる不思議。

純白のライン/三浦しをん
フィニッシュゲートから/あさのあつこ
金色の風/近藤史恵

[おださえさんの感想 · 2013年11月4日]

三浦しをんの中編だけ読んだ。

著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。