シティ・マラソンズ (文春文庫 み 36-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167761035

感想・レビュー・書評

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  • 2作品は 反則のような気がするなぁ・・・

  • マラソンをテーマの短編
    各話で著者が違うので個性が面白い

  • これの前に読んだのが500ページ越えの自伝だったこともあってか、一気に読めた。
    複数作家の連作という形もはじめて読んだけど、皆んなそれぞれスタイルが特徴的なのも面白い

  • 3名の作家によるニューヨークシティマラソン、東京マラソン、パリマラソンを舞台にした中編3編。
    マラソン大会が出てきますが、大会そのものの話ではありません。
    文庫裏表紙の紹介文を読む限り、軽めの読み物かと思いきや、良い意味で期待が裏切られました。
    止まっていた時間が動き出すような、人生の再生の物語でした。
    個人的には、近藤史恵さんの「金色の風」がとても良かったです。

  • この3人の作者さんでマラソンの話となると読むしかないと思って手に取った1冊。面白かった〜!それぞれがいろんな事情がある中、主人公も読者もすっきりしていくようなお話。サクリファイスシリーズ読んだところだったからか、近藤さんの金色の風が1番良かった。姉妹の旅先での会話、できてよかったな。妹に憧れられるの嬉しいよね!

  • 東京出張中に購入。
    世界陸上中ということもあり、書店の店頭に並んでいた。
    仕事に疲れている時に、特に1話目の純白のラインは、
    読みやすい上にコロナ禍で中々行けないがアメリカの風景が頭に浮かび、内容も清々しく心がリフレッシュされる作品でした。仕事で疲れている時は定期的に読みたい一冊です。

  • 何にも気兼ねなく、大会で走れる日が早く来てほしいと思いながら読んでました。
    こういう時だからこそ、読んで良かった。

  • ニューヨーク、東京、パリ。各3都市を舞台にスポーツ小説の名手が市民マラソンをテーマに競演。
    元はアシックスの企画だったんですね。どうりで登場するシューズのディテールが細かいわけです(笑)
    3作とも素晴らしいの一言。
    くすっと笑わせるしおんさん、傷ついた自我を昇華させるあさのさん、コンプレックスから解放し癒す近藤さん。
    走ることって身ひとつだから、身体性の極致だなあと思う。自分を見つめ、問う。それが新たな始まりにつながるさわやかな3編。

  • 「おれの作ったシューズでおまえに走ってもらいたい。心底、そう思うてる。おれは、おまえを励まそうとか、応援したいとか考えたことは一度もない。本物のランナーにおれのシューズを使って欲しい。それだけなんや」

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99496037

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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