- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167781019
感想・レビュー・書評
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寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部源五と、名家老と謳われ、幕閣にまで名声が届いている松浦将監。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、絶縁状態となっていた。二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。
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どんなにみすぼらしくても、自分の命に指図されたくない。
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その時代に主人公とその友との交わりを通して、それぞれの清廉なる生き方が描かれていて、読後感がすがすがしい。
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武士道精神恐るべし!
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NHKでドラマ化と云うので読んでみたが、面白かった。なかなかええ話やった。ただちょっと本筋に関係ない部分での説明が鬱陶しいところもあったけどね。
ドラマの方も初回見てみたが、私はやはり原作を見てから映像で見るのが好き。なるほどなるほどと感心しながら中村雅俊と柴田恭平を見てました ^_^ -
時代小説は初めてかも。歴史小説は結構読んでるけど。
NHKでドラマ化という帯を見て買ってみた。
源五と将監と十蔵の3人の友情の物語かな。時代がいったり来たりするけど、とても読みやすかった。ドラマ化されるのもうなずける内容。 -
中年の男の友情を描く。人の美しさとは覚悟と心映え。
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架空の小藩が舞台だが、人物も自然物も細やかに描写されていて、史実より史実らしいくらいだった。
時系列ではなく、源五や将監による回想の形で青年期や過去を描きながら、藩の一大政争の顛末が語られている。
かといって、話が飛び飛びになることなく、まさに自分自身が源五や他の人物となって昔を懐かしんでいるようでさえあった。
こんな友情を築けたら、どんなに幸せだろう。 -
文章が難しいんだよね。でも幼いころの絆っていつまでも大事にしたいし、それが人生の終わりに実るって感動ものです。